2週間というのはあっという間でした。パリオリンピックが終わりました。
今回は、時差8時間ということで、早朝の試合が15時くらいで、夕方から予選が始まって決勝が0時から4時の間という感じで、なかなかメダルの決まる場面が見られないという状況でした。それでも、日本としては金メダリストがたくさん出てきて、とても楽しめる大会だったのではないでしょうか。
ネット上では、審判への批判とか、フランスの矛盾とか、IOCの胡散臭さとかで罵詈雑言が溢れていましたが、オリンピックという人生を掛けた戦いを見せてもらっているという場所は特別だなという感覚は忘れないように見ていました。逆に言うと感謝の気持ちを忘れないようにしていないと、自分の思った通りにならない場面の連続には、耐えられなかったと思います。
レスリングとフェンシングの躍進は意外でした。世間的なマスコミ的な前評判にはそんなに出てきていなかったと思います。
地元開催の東京オリンピックの後で、強化の余韻が出てきたメダルラッシュだったのかな?と思いますので、毎回こんなに取れないよねと思いながら楽しみました。
今回は、配信でTverが多くの競技を生中継したというのも大きな変化でした。日本の実況・解説無しで、外国語の中継をそのまま流すという試みは、非常に良かったのではないでしょうか。
今回の大会で印象に残った場面を思い出していくと、
・サッカー女子日本対ブラジル戦での谷川萌々子選手の逆転ロングシュート。
もう十数回見ましたが、何度見ても格好いいです。谷川選手のお父さんがキーパーが前に出ることが多いとアドバイスしていたという話もありますが、キーパーが後ろにいても入ったのではないか?というくらいの完璧な力強いゴールでした。
準々決勝で出場出来なかったのは悔しかったです。
・チャンピオンズパークでレスリンググレコローマンの日下尚選手がアメリカのレスリング女子 ヒルデブラント選手に担がれているシーン
今回から始まったチャンピオンズパークというイベント。メダリストがお披露目する場所ということで、喜びだけがある場所でとても良いイベントだと思いました。
その中でも国が違っても仲良く接するシーンがとても微笑ましかったです。
でも、自分がと思うとちょっとそんなに喜びを爆発させられなく、無難に時間を過ごしてしまいそうなので、ステージの端で恥ずかしそうにしている選手も好感が持てますけど。
・スケートボード堀米選手。代表になるかどうかという所から、最終演技で金メダルを決める所まで。
マンガですね。冬季のスノーボード平野歩夢選手と合わせて、コテコテのヒーローの流れを体現している所は凄いですね。
・スポーツクライミング 森秋彩選手。格好いいです。
自分が見ると負けてしまうというシーンが続いて、なかなかしっかり見れなかったのですが、選手たちの人生を掛けた戦いを見せて頂いているということを再確認させて頂いた2週間でした。