今、生活の中で一番楽しみにしている将棋漫画で、コミックス14巻は竜王戦決勝トーナメント決勝戦らしいですが、週刊の2024年12号でとうとうでした。

 誰も読んでいないブログだし、自分のメモ帳として使っているものなので、ネタバレしても問題ないかもしれませんが、なんとなく憚られてネタバレしないように書いてみる努力をしてみようと思います。

 

 一読者としての自分が期待していた展開のひとつだったので、嬉しかっただけかもしれませんが、漫画なんだからこうなって欲しいと思った展開になって感慨ひとしおです。

 主人公が成長しているのが、成長していない自分を棚に上げて共感したり感動したり出来るのも漫画の素晴らしさです。

 

 漫画の素晴らしさというのは、エンターテイメントの中で小説家と合わせて、より少ない人の主張というかテーマを感じられる物であり、小説家との違いは映像表現もある所だと思う。

 

 最後の詰みを見つけた場面の二人の表情が、見ているプロ達の表情が、とにかく素晴らしかった。

 見つけたというだけの無の感情と驚愕が入り混じった瞬間の表情。

 結果に対して心の整理をするには、時間が必要なんだよなあと思える場面でした。

 

 この数年。この漫画を読む事を一週間の楽しみとしてきた中で、終わりそうなこの状況をまだ自分の中で整理出来ないでいます。

 まだまだ続いて欲しいのだけど、それは作者のみが決められることなので、続く限り続きを待ちたいと思います。