中央区の沿革図集があんまりにも素晴らしいので

ほかの区にもあるかどうかを勝手に調査するシリーズ(笑)

 

5回目は文京区の真砂中央図書館で探してみました。

 

私は毎月2回ほど

ここに隣接する文京区立男女平等センターに通ってるので

2016年にリニューアルしたこの図書館はよく訪れます。

 

特に、3階の地域資料コーナーが大好き!

 

下が地域資料コーナーの平面図で、

文字が小さくて読みづらいですが、

赤く塗ったところには「貴重書」と書いてあり

ここに昔の住宅地図等、ここでしか見られない本がきれいに並んでいます。

 

 

「貴重書」だから鍵がかかってるんですが、

タイトルは外から見えるし、カウンターの職員さんに頼めば

開けてもらえます。

コピー機もすぐ後ろに・・・・

 

実はここまで親切なところはめずらしく、よその区では、

貴重書は閉架にいれてしまって、実物を見られないことの方が多いです。

コピー不可だったり、コピー機が別の階だったりするところも多いです。

(もちろんここでも著作権によるコピー制限はありますが)

 

 

それ以外の地域資料については

中央図書館としては平均的な資料の数ですが、

文京区以外の22区も区ごとに分類してあるから便利。

それから、禁帯出の割合が非常に低くて、貸出可のものばかりです。

 

これも他区だと、(大したことない本でも)

地域資料の棚では基本「禁帯出」扱いで

書架に常時残しているようです。

他の階の書架や閉架に「貸出可」の複本があったりもするんですけどね。

 

「地域資料のコーナーは館内での調べものが優先」

という理屈はわかるけど、正直、残念な感じ。

 

 

 

上はリニューアル時の3階のカウンターで

コロナ以降、パーテーションがついたりしましたが、

このすぐ左側が「貴重書」コーナーです。

 

 

ここからが本題。

 

そんな大好きな文京区立真砂中央図書館なんですけど、

いくら探しても「沿革図集」はありませんでした。

「文京区史」の別冊も、統計などの図表が中心で、地図はありませんでした。

 

司書さんにもお聞きしましたが、

文京区として1冊(あるいは分冊)に編集したものはないそうです。

「年代や地域ですぐにお探しできます」とは言われたけど、

今回の「調査」はそういうことではなくて・・・すみません。

 

 

 

 

以前、↑ここにも書いたんですが、

文京区は紙の地図だけでなく、

「文の京デジタル文庫」というのが公開されており、

下のサイトの「地図」をクリックすると、江戸時代から現代までの地図が

自宅にいながら見ることができます。

 

 

これはまさに「文京区沿革図集」のデジタル版ですよ!

ゼンリンの地図はやっぱり入ってないですが

昭和30年代くらいまではデジタルでみることができます。

 

ここまでやってる区がほかにあるでしょうか?

あったら嬉しいので、

ひとつひとつ、ゆっくり調べてみますね。

 

ちなみに、文京区の有償刊行物は種類が多く、安価です。

最後のほうのは「ふるさと歴史館」でも販売していて、

私も、最初に行ったときに1冊買いました。

図書館で借りられるものがほとんどですが、

写真が多いから、持っていたくなる資料です。

 

 

 

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ところで、今日、本郷3丁目の交差点を通った時

閉店してた「かねやす」のシャッターが

ちょっとだけ開いていました。

 

 

ショーウィンドウも雑然としていましたが、よくみたら・・・

 

マネキンの脚が見えていました。

 

このマネキンですよね!

わぁ~!

 

募集していた「テナント」が見つかったのかな?

リニューアルオープン・・??は期待できないかもしれないけれど

なにか心が騒ぎます。

 

 

「かねやす」のことはここにも書いていました。