ガイドラインの使い方〜脳卒中ガイドラインと理学療法ガイドラインの違い〜 | 頑固なもの(脳卒中片麻痺、慢性疼痛)と戦う理学療法士のブログ

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冬休みなのでブログを書く気分になりましたので連投です(笑)



多くの疾患にはガイドラインとよばれるものがあります。


今回は理学療法ガイドラインの最新版と
脳卒中診療ガイドラインを比べてみたいと思います。


■脳卒中診療ガイドライン
・運動障害課題に特化した練習量を増やすことが推奨される(A)
・姿勢保持能力↑のためのトレーニングは推奨される(A)
・麻痺側上肢の強制使用、ロボットを用いたアプローチは妥当である(B)
・頻回な歩行練習が勧められる(A)
・内反尖足に対する装具は妥当である(B)

■理学療法ガイドライン
・早期理学療法(D)
・装具療法(D)
・電気刺激療法(C)
・トレッドミル歩行(C)
・半側空間無視へのプリズム課題(D)
・バランス練習(C)

ということになっています。
ちなみにC,Dというのは推奨されないレベルです。


これだけ違うのはなぜなのでしょうか?


ガイドラインは作成方法の基本はMindsのマニュアルに従っていると思いますが,
作成者の人選の偏りがあったり、
クリニカルクエスチョンの部分とピックアップする論文が異なるのでしょうね。


ガイドラインは科学的データの中では最も信頼性の高いものですが、

臨床ではこれに引っ張られすぎてもよくありません。




最近、西條先生の本にはまってますが、

西條先生が学会で言っていたのが、

科学的データはあくまで過去のもの

というのはホントその通りだと思います。


ガイドラインなどのエビデンスは参考にするのは良いですが、

引っ張られすぎるのは良くないと思います。



そしてガイドラインは大事ですが、

うまく使わないと、

何もできなくなる可能性もあるので要注意です。



では。

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