さて、わたしダニエルは文書を読んでいて、エルサレムの荒廃の時が終わるまでには、主が預言者エレミヤに告げられたように七十年という年数のあることを悟った。 わたしは主なる神を仰いで断食し、粗布をまとい、灰をかぶって祈りをささげ、嘆願した。(ダニエル書 9:2-3 新共同訳)
ダニエルが悟らされたエレミヤ預言にはこの様にあります。
「主はこう言われる。バビロンに七十年の時が満ちたなら、わたしはあなたたちを顧みる。わたしは恵みの約束を果たし、あなたたちをこの地に連れ戻す。」(エレミヤ書 29:10 新共同訳)
七十年にも及ぶ辛い捕囚の帰還が終わり、遂に解放の時、帰還の時が来たのです。
こうして主がエレミヤの口を通して告げられた言葉が実現し、この地はついに安息を取り戻した。その荒廃の全期間を通じて地は安息を得、七十年の年月が満ちた。 ペルシアの王キュロスの第一年のことである。主はかつてエレミヤの口を通して約束されたことを成就するため、ペルシアの王キュロスの心を動かされた。キュロスは文書にも記して、国中に次のような布告を行き渡らせた。 「ペルシアの王キュロスはこう言う。 天にいます神、主は、地上のすべての国をわたしに賜った。この主がユダのエルサレムに御自分の神殿を建てることをわたしに命じられた。あなたたちの中で主の民に属する者はだれでも、上って行くがよい。神なる主がその者と共にいてくださるように。」(歴代誌下 36:21-23 新共同訳)
ハレルヤ！預言通り、解放、帰還が実現しました！アーメン！
それは、御言葉を示されたダニエルの執り成しが聞かれ、祈りが叶えられた時でもあります。
「わたしたちの神よ、僕の祈りと嘆願に耳を傾けて、荒廃した聖所に主御自身のために御顔の光を輝かしてください。」(ダニエル書 9:17 新共同訳)
ビジョンが示されてからが、また一勝負です。神様からインパクトのある啓示、ビジョンを得たなら、それで満足するのではなく、そのビジョンに基づいて祈る必要があります。御心は、私達の祈りを通して実現するものだからです。
2. 目覚めさせるために！
「こうして訴え祈っていると、先の幻で見た者、すなわちガブリエルが飛んで来て近づき、わたしに触れた。それは夕べの献げ物のころのことであった。」(ダニエル書 9:21 新共同訳)
熱心に執り成し祈り続けるダニエルのもとに、遂に御使いが飛んで来ます。
彼は、わたしに理解させようとしてこう言った。「ダニエルよ、お前を目覚めさせるために来た。」(ダニエル書 9:22 新共同訳)
ガブリエルが来た目的は、実にはっきりとしています。それは、ダニエルを目覚めさせるために他なりません。目覚めよ！これこそ、今日の私達への主からの緊急のメッセージです。
もちろん、私達とて、目覚める必要性のあることは、百も承知です。霊的に目が啓かれていなければ、そもそも霊である神様との交わりが出来ません。また、ネガティブな面を指摘すれば、敵に隙を見せてしまうことになります。
「身を慎んで目を覚ましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、だれかを食い尽くそうと探し回っています。 信仰にしっかり踏みとどまって、悪魔に抵抗しなさい。」(ペトロの手紙一 5:8-9 新共同訳)
だから、熱心に祈り続けなさい！アーメンです。
しかし、、、不思議に祈りの手は肝心な時に下りてしまうことしばしばです。いざという時に私達は眠りこけてしまうのです！
それから、イエスは弟子たちのところに戻って来て、彼らの眠っているのを見つけ、ペテロに言われた。「あなたがたは、そんなに一時間でも、わたしといっしょに目をさましていることができなかったのか。誘惑に陥らないように、目をさまして、祈っていなさい。心は燃えていても、肉体は弱いのです。」(マタイ26:40-41 新改訳聖書)
あゝ、何とか一時間でも、主と共に目を覚ましていることは出来ないものか、いや、絶えず祈りの手を上げ続けていることは出来ないものか？
答えはあります！アーメン！実にガブリエルが運んで来た御言葉の啓示が、私達を真に目覚めさせるのです！ハレルヤ！御使いのメッセージをもう一度、しっかりと聞いて見ましょう。
彼は、わたしに理解させようとしてこう言った。「ダニエルよ、お前を目覚めさせるために来た。」(ダニエル書 9:22 新共同訳)
オオッ！続けてガブリエルは、神の言葉を語ります。
「お前が嘆き祈り始めた時、御言葉が出されたので、それを告げに来た。お前は愛されている者なのだ。この御言葉を悟り、この幻を理解せよ。」(ダニエル書 9:23 新共同訳)
さあ、私達を目覚めさせ、絶えず祈りへと導くのは以下の啓示です。
3. 定めの七十週
「あなたの民とあなたの聖なる都については、七十週が定められている。それは、そむきをやめさせ、罪を終わらせ、咎を贖い、永遠の義をもたらし、幻と預言とを確証し、至聖所に油をそそぐためである。」(ダニエル9:24 新改訳聖書)
あなたの民とダニエルに言われますので、やはり、ここは、具体的にユダの民を指しています。
「この少年たちの中に、ユダ族出身のダニエル、ハナンヤ、ミシャエル、アザルヤの四人がいた。」(ダニエル書 1:6 新共同訳)
もちろん、「あなたの聖なる都」とは、エルサレムのことです。
つまり、私達を目覚めさせるところの神の啓示は、ユダの民とエルサレムには、七十週という限定的な時が、神様によって、しっかりと定めめられている、という事実です。アーメン‼️
これは、神の定めた時、即ちスケジュール🗓️なので、何人なりとも変えることは出来ません。必ず実現することです。
で、この定めの七十週のスタートが、例のクロス王👑による勅令です。即ち、エレミヤ預言の成就です。改めて、心の耳を傾けましょう。
ペルシヤ王クロスかく言ふ天の神ヱホバ地上の諸國を我に賜へりその家をユダのエルサレムに建ることを我に命ず凡そ汝らの中もしその民たる者あらばその神ヱホバの助を得て上りゆけ(歴代誌下36:23 文語訳聖書)
神の民よ、今、エルサレムへ上り行け！アーメン🔥何という力強い勅令でしょうか！この詔勅、今も変わらず、天下に響き渡っています。
4. 今実現するクロス王ミニストリー
クロス王👑の出現はつとに預言されていました。
「キュロスに向かって、わたしの牧者 わたしの望みを成就させる者、と言う。 エルサレムには、再建される、と言い 神殿には基が置かれる、と言う。」(イザヤ書 44:28 新共同訳)
彼には選びの内に油注がれ(❗️)、神からの特別な助けがあります。
「主が油を注がれた人キュロスについて 主はこう言われる。 わたしは彼の右の手を固く取り 国々を彼に従わせ、王たちの武装を解かせる。 扉は彼の前に開かれ どの城門も閉ざされることはない。」(イザヤ書 45:1 新共同訳)
この油注ぎ預言は、それこそ極めて預言的です。クロス王は、歴史上の人物ではありながら、מָשַׁח(mashach) メシヤ、油注がれた者、キリストと、はっきりと預言されている通り、今のキリストに在る私達のことをも意味しているのです‼️オオッ‼️Amazing‼️
油注がれた者、即ち、メシヤ、キリストの内に在って私達には、どのようなことが実現するのでしょうか？
「わたしはあなたの前を行き、山々を平らにし 青銅の扉を破り、鉄のかんぬきを折り 暗闇に置かれた宝、隠された富をあなたに与える。 あなたは知るようになる わたしは主、あなたの名を呼ぶ者 イスラエルの神である、と。」(イザヤ書 45:2-3 新共同訳)
私達の行く手を遮ぎるどんな山々も平坦になり、どんな扉も打ち砕かれます！そして、王👑に相応しく、圧倒的な富を与えられます。こうして、私達は、ヤハウェなる神をいよいよリアルに知ることになります。
こうして、莫大な富や、権威を行使する様になるのも、他でもない、イスラエル全家の帰還のためなのです‼️アーメン‼️ハレルヤ‼️
「わたしの僕ヤコブのために わたしの選んだイスラエルのために わたしはあなたの名を呼び、称号を与えたが あなたは知らなかった。」(イザヤ書 45:4 新共同訳)
「わたしは正義によって彼を奮い立たせ その行く道をすべてまっすぐにする。 彼はわたしの都を再建し わたしの捕らわれ人を釈放し 報酬も賄賂も求めない。 万軍の主はこう言われた。」(イザヤ書 45:13 新共同訳)
確かに、神はアブラハムとの誓いを実現するために、また、ダビデとの誓いを実現するためには、どんなことでもするのです！アーメン！ハレルヤ！
結果として、この偉大なる帰還、イスラエル全家の帰還の流れの中で、多くのものが、まことの神に立ち帰ります。
「日の昇るところから日の沈むところまで 人々は知るようになる わたしのほかは、むなしいものだ、と。 わたしが主、ほかにはいない。」(イザヤ書 45:6 新共同訳)
アーメン。
さて、定めの七十週の中で、最も注目すべきは、やはり、最後の一週です。
「彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、半週の間、いけにえとささげものとをやめさせる。荒らす忌むべき者が翼に現れる。ついに、定められた絶滅が、荒らす者の上にふりかかる。」(ダニエル9:27 新改訳聖書)
そう、反キリストの台頭、このこともまた、定められた通りに実現してしまうのです。
(もちろん、次回に続きます。)
最新「5.18 目覚めよ！クロス王の油注ぎ」浦和祈りの家や安息日礼拝メッセージはこちらから聴く事が出来ます♪
〜見よ、わたしはすぐに来る〜
🇮🇱🇯🇵アリエル ミッション は、エルサレムの平和を求め、ダビデの仮庵の回復というビジョンのもと、キリストの恵みの良き知らせを、日本に、イスラエルに、そして全世界に宣べ伝えています。
お問い合わせは、ご遠慮なくコメ欄にお願い致します。心より歓迎致します。
この宣教ミッションは、皆さまの尊いお祈りによりサポートされております。
皆さまのお祈りを心から感謝しております。
アリエル ミッションへのご献金、お振込みは下記までお願い致します。
振込先 三井住友銀行 浦和支店 口座番号5752765 アリエル ミッション
または、ゆうちょ銀行 10380-63878251