定めの時とイスラエル宣教 〜ダニエル9章から〜 | アリエル ミッション

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1.定めの七十週

私たちの神よ。今、あなたのしもべの祈りと願いとを聞き入れ、主ご自身のために、御顔の光を、あなたの荒れ果てた聖所に輝かせてください。(ダニエル9:17 新改訳聖書)

ハヌカー、宮清めの祭りを前に、エルサレムに主の御顔を照り輝かせてください✨と祈る。
すると、主の答えが啓示され始める。

「ダニエルよ、お前を目覚めさせるために来た。 お前が嘆き祈り始めた時、御言葉が出されたので、それを告げに来た。お前は愛されている者なのだ。この御言葉を悟り、この幻を理解せよ。」(‭‭ダニエル書‬ ‭9:22-23‬ ‭新共同訳‬‬)

その啓示とは、もちろん、エルサレムと主の民に関する啓示です。

「あなたの民とあなたの聖なる都については、七十週が定められている。それは、そむきをやめさせ、罪を終わらせ、咎を贖い、永遠の義をもたらし、幻と預言とを確証し、至聖所に油をそそぐためである。」(ダニエル9:24 新改訳聖書)

定めの七十週とあります。まさに、神のご計画です。特に今回改めて、最後の一週間について、啓示の光が当てられています。

「彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、半週の間、いけにえとささげものとをやめさせる。荒らす忌むべき者が翼に現れる。ついに、定められた絶滅が、荒らす者の上にふりかかる。」(ダニエル9:27 新改訳聖書)

「荒らす忌むべきものが翼に」と訳されていますが、「荒らす忌むべきものが神殿に」と訳すことが出来ます。リビングバイブル訳によると、この節は以下の様になります。

「この王は、神の民と七年の条約を結ぶが、その期限の半ばで約束を破り、ユダヤ人がいけにえとささげ物をささげるのをすべてやめさせる。それから、その恐ろしい行為の絶頂として、この敵である王は神の聖所を徹底的に汚す。だが、神の時と計画に従って、この悪者に断固たるさばきが下される。」‭‭(ダニエル書‬ ‭9:27‬ ‭JCB‬‬)

つまり、終わりの日に、反キリストがエルサレムに乗り込んで来て、自らを神格化し、民を迫害し、聖所を汚すというのです!ですが、もちろん、この悪の存在は、神によって滅ぼされます!ハレルヤ!

実は、このことは、かつて歴史上、紀元前2世紀(BC167年)に、一度起きた出来事なのです。

「軍勢は渡され、常供のささげ物に代えてそむきの罪がささげられた。その角は真理を地に投げ捨て、ほしいままにふるまって、それを成し遂げた。」(ダニエル8:12 新改訳聖書)

「彼の軍勢は立ち上がり、聖所ととりでを汚し、常供のささげ物を取り除き、荒らす忌むべきものを据える。」(ダニエル11:31 新改訳聖書)

先月、ダニエル書を開いた際、これらの預言は、ギリシャ帝国分裂後の、北の王国、セレウコス朝シリヤの悪王アンティオケ・エピファネスによって実現しましたと教えられました。
しかし、ダニエルに御使いが語ったように、これは、なお終わりの日に起きる出来事でもあるのです。

彼がわたしの立っている所に近づいて来たので、わたしは恐れてひれ伏した。彼はわたしに言った。「人の子よ、この幻は終わりの時に関するものだということを悟りなさい。」(‭‭ダニエル書‬ ‭8:17‬ ‭新共同訳‬‬)

2. 民の堕落と反キリストの台頭

それにしても、なぜ、この様な悪い王が、やすやすとエルサレムに乗り込んで来て、好き勝手に振る舞う事が出来たのでしょうか?

それは、他でもないユダの人々の中に、明らかに御心から離れるものが、それなりにいたからです。

「彼は再び聖なる契約に対し、怒りを燃やして行動し、また聖なる契約を離れる者があることに気づく。」(‭‭ダニエル書‬ ‭11:30‬ ‭新共同訳‬‬)

ユダの民の上層部に、また民全体の中にも、神の御言葉から離れ、逆にギリシャ帝国の末裔の王と手を結び、事を上手く運ぼうとする輩がそれなりにいたのです。
実際、王に賄賂を送って大祭司の地位に就くような者までいた始末でした!

「彼は軍隊を派遣して、砦すなわち聖所を汚し、日ごとの供え物を廃止し、憎むべき荒廃をもたらすものを立てる。」(‭‭ダニエル書‬ ‭11:31‬ ‭新共同訳‬‬)

こうして、反逆の王は、エルサレムの神殿に「荒らす憎むべきもの」つまり、ギリシャの神々の偶像であるゼウス像を立てるようなことまで出来たのです。

「契約に逆らう者を甘言によって棄教させるが、自分の神を知る民は確固として行動する。」(ダニエル書‬ ‭11:32‬ ‭新共同訳‬‬)

もちろん、堕落して敵国の王と通じてしまう者がいる一方で、妥協を拒み、まことの神の側につく者達も当然いました。そのような反乱軍が、遂にBC164年、ユダ・マカベヤをリーダーとし、アンティオケ・エペファネスの送った軍を追い払い、エルサレムを奪還し、神殿を清めたのでした。
そして、このことを記念する祭りが、来週からのハヌカー、宮清め、神殿再奉献記念祭です。

ところで、主イエス様が言われた通り、エルサレムに立てられた「荒らす憎むべきもの」は、終わりの日に、またまたエルサレムに立てられてしまいます!

「預言者ダニエルの言った憎むべき破壊者が、聖なる場所に立つのを見たら――読者は悟れ――、」‭‭(マタイ ‭24:15‬ ‭新共同訳‬‬)

つまり、この終わりの日に、かつてのアンティオケ・エピファネスを彷彿させる者が現れます。

「この者は、すべて神と呼ばれたり拝まれたりするものに反抗して、傲慢にふるまい、ついには、神殿に座り込み、自分こそは神であると宣言するのです。」(2‭‭テサロニケ2:4‬ ‭新共同訳‬‬)

かつて、アンティオケ・エピファネスが、のこのこ、エルサレムの神殿に乗り込み、ゼウス神像を立て、神の民に対して酷い迫害を加えたのも、ユダの民の堕落に一つ大きな原因があり、この悪王の登場そのものが、実に、堕落した民に対する神の怒りであり、裁きでもあったのです。

同じように、この終わりの日に、反キリストが臆面もなくエルサレムに乗り込み、自ら偽り神と宣言出来てしまうのも、ユダの民の一定数がそのことを歓迎してしまうからです。

つまり、この反キリストの登場そのものが、いつまでも、神ご自身が彼らに送ったメシヤ、イェシュアを受け入れないユダの民の神への反逆に対する神の怒りと裁きなのです!
それは、まさしく、

「書かれていることがことごとく実現する報復の日だからである。 それらの日には、身重の女と乳飲み子を持つ女は不幸だ。この地には大きな苦しみがあり、この民には神の怒りが下るからである。 人々は剣の刃に倒れ、捕虜となってあらゆる国に連れて行かれる。異邦人の時代が完了するまで、エルサレムは異邦人に踏み荒らされる。」‭‭(ルカ21:22-24‬ ‭新共同訳‬‬)

と主イエスが言われる通りです。

3. イスラエルの家の見張り人

では、問います。

「では、尋ねよう。神は御自分の民を退けられたのであろうか。決してそうではない。」(ローマ11:1‬ ‭新共同訳‬‬)

主ははっきりと語っておられます。

「彼らに言いなさい。わたしは生きている、と主なる神は言われる。わたしは悪人が死ぬのを喜ばない。むしろ、悪人がその道から立ち帰って生きることを喜ぶ。立ち帰れ、立ち帰れ、お前たちの悪しき道から。イスラエルの家よ、どうしてお前たちは死んでよいだろうか。」(‭‭エゼキエル書‬ ‭33:11‬ ‭新共同訳‬‬)

彼らを一人でも今救いに導くために、主は私達を立てたのです‼️アーメン‼️ハレルヤ‼️

「人の子よ、わたしはあなたをイスラエルの家の見張りとした。あなたが、わたしの口から言葉を聞いたなら、わたしの警告を彼らに伝えねばならない。」(‭‭エゼキエル書‬ ‭33:7‬ ‭新共同訳‬‬)

主は、私達をご自身のスピリットで満たし、ご自身の権威を託して私達を遣わしたのです‼️ハレルヤ‼️アーメン‼️

「見よ、わたしは 大いなる恐るべき主の日が来る前に 預言者エリヤをあなたたちに遣わす。」(マラキ書‬ ‭3:23‬ ‭新共同訳‬‬)

私達がこのように祝福を受け、神の霊に与かり、主イエスの御名にある権威を行使出来るのも、この時のためです‼️アーメン‼️

「この時にあたってあなたが口を閉ざしているなら、ユダヤ人の解放と救済は他のところから起こり、あなた自身と父の家は滅ぼされるにちがいない。この時のためにこそ、あなたは王妃の位にまで達したのではないか。」(‭‭エステル記‬ ‭4:14‬ ‭新共同訳‬‬)

Such a time as this‼️

「彼らも、今は不従順になっていますが、それは、あなたがたの受けたあわれみによって、今や、彼ら自身もあわれみを受けるためなのです。」(ローマ11:31 新改訳聖書)

さあ、いよいよ、エルサレムへ!

イスラエルの家の滅びた羊のところに行きなさい。行って、『天の御国が近づいた』と宣べ伝えなさい。 病人を直し、死人を生き返らせ、らい病人をきよめ、悪霊を追い出しなさい。(マタイ10:6-8)

アーメン、主よ!



浦和祈りの家のメッセージは、こちらからお聴きください♪


〜見よ、わたしはすぐに来る〜

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