紺碧の空 サファイアの青 〜シメオン、私達の苦しみを聞いてくださる神〜 | アリエル ミッション

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大祭司の胸当て、その上から二列目の真ん中には、澄み切った青色に輝くサファイアが置かれました。そして、この石に刻み込まれている部族の名は、シメオンです。今日、主は、シメオンの名が刻まれたこの紺碧の空の色から実に力強い預言的メッセージを私達に届けています。


1. 神の王座

預言者エゼキエルは、幻の内に神の王座を見ましたが、その王座は、このサファイアの青で輝いていました。

「生き物の頭上にある大空の上に、サファイアのように見える王座の形をしたものがあり、王座のようなものの上には高く人間のように見える姿をしたものがあった。」 (‭エゼキエル書‬ ‭1‬:‭26‬ 新共同訳)

「わたしが見ていると、ケルビムの頭上の大空の上に、サファイアの石のようで、形は王座のように見えるものがあるではないか。それはケルビムの上に見えた。」 (‭エゼキエル書‬ ‭10‬:‭1‬ 新共同訳)

イスラエルの民がトーラー(律法)を授かり、神と契約を結んだ時に、やはり神の御足の下にはサファイアの敷石が見えました。

「彼らがイスラエルの神を見ると、その御足の下にはサファイアの敷石のような物があり、それはまさに大空のように澄んでいた。」 (‭出エジプト記‬ ‭24‬:‭10‬ 新共同訳)

これらの御言葉から、サファイアは、神の王座を現している事が分かります。さらに、雅歌には次のようにあります。

「手はタルシシュの珠玉をはめた金の円筒 胸はサファイアをちりばめた象牙の板 」(雅歌‬ ‭5‬:‭14‬ 新共同訳)

雅歌に登場する乙女が慕う人のその胸、ハートにはサファイアが散りばめられていました。もちろん、雅歌の乙女が恋慕するその人は、私達エクレシアの花婿イエス様の事です。つまり、主イエスの心、ハートを象徴するものとして、サファイアが用いられているのです。

2. 私の苦しみを聞いてくださる神

そして、このサファイアに刻み込まれている名がシメオンです。

〜レアはまた身ごもって男の子を産み、「主はわたしが疎んじられていることを耳にされ(シャマ)、またこの子をも授けてくださった」と言って、シメオンと名付けた。〜 (‭創世記‬ ‭29‬:‭33‬ 新共同訳)

シメオンとは「聞かれた」を意味する「シャーマ」というヘブライ語がもとになっています。
例によってと言ってはレアに申し訳ないのですが、長男ルベンの誕生の時に続いて、人も羨む美人妻の妹ラケルと、一人の夫ヤコブを取り合う中で、器量の悪い自分が嫌われているのを神が聞いてくださったのだ!というのが命名の理由です。今回も姉妹の骨肉の争いの結果、付けられた名前です。

最初の子、ルベンの時は、あゝ神様はやっぱり私の悩みをご覧になっていたんだ!との思いからの命名であり、二人目の子、シメオンの時は、あゝ、神様は私の嫌われているを聞いてくださったのだ!との思いから名付けました。

そう、神は確かに私達の悩み苦しみをご覧になり、また聞いてくださるお方です❗️ハレルヤ❗️
神は私の痛み悲しみを見て、聞いてくださるのだ!との認識が、私達と神との関係を確かなものにするのです。

「神は彼らのうめきを聞き、神はアブラハム、イサク、ヤコブとの契約を覚え、」 (‭出エジプト記‬ ‭2‬:‭24‬ 口語訳)とあります。
神は私達のうめきを聞いて、私達を救い出してくださるお方です‼️アーメン‼️ハレルヤ‼️

3. 聞き従うことの祝福

このように、神は確かに私達の事を聞いてくださっているのですから、私達もまた、神の言葉に耳を傾けます。

聞きなさい(シェマー)、イスラエル。
ヤハウェは私達の神、ヤハウェはただ一つです。(申命記6:4)

信仰はまさに聞くことからです。

「ですから、信仰は聞くことから始まります。聞くことは、キリストについてのことばを通して実現するのです。」(ローマ10:17 新改訳聖書2017)

こうして、私達は、神の言葉に聞き従う者とされて行きます。

サムエルは言った。 「主が喜ばれるのは 焼き尽くす献げ物やいけにえであろうか。 むしろ、主の御声に聞き従うことではないか。 見よ、聞き従うことはいけにえにまさり 耳を傾けることは雄羊の脂肪にまさる。 (‭サムエル記上‬ ‭15‬:‭22‬ 新共同訳)

このように、「耳を傾けてくださる」というのが、神の澄み切った青空の如きハートなのです。ですから、必然的に、私達も神に「耳を傾ける」というサファイアのようなハートを恵みの内に持たせて頂けるのです。

「苦しめられ、嵐にもてあそばれ 慰める者もない都よ 見よ、わたしはアンチモンを使って あなたの石を積む。 サファイアであなたの基を固め」 (‭イザヤ書‬ ‭54‬:‭11‬ 新共同訳)

神は私達の基礎をサファイアで固めてくださる、と言われます。そうです、私達を神の御言葉に聞き従う者として建て上げてくださると言うのです❗️ハレルヤ‼️

確かに、主に聞き従うことが自体が、サファイアの青であり、神の王座となります。

4. 鋭い剣の光

、、、ところで、シメオンについては、次のような預言があります。

「シメオンとレビとは兄弟。 彼らのつるぎは暴虐の武器。 わが魂よ、彼らの会議に臨むな。 わが栄えよ、彼らのつどいに連なるな。 彼らは怒りに任せて人を殺し、 ほしいままに雄牛の足の筋を切った。 彼らの怒りは、激しいゆえにのろわれ、 彼らの憤りは、はなはだしいゆえにのろわれる。 わたしは彼らをヤコブのうちに分け、 イスラエルのうちに散らそう。」 (‭創世記‬ ‭49‬:‭5-7‬ 口語訳)

シメオンとレビ、彼ら兄弟の剣は暴虐の武器と言われました。やはり、シメオン、イスラエル十二部族の一員として、歴史の救済の担い手として選ばれているとはいえ、綺麗ごとだけでは済まされません。なかなか彼は、過激な性格、性質を持っていたようです。

このヤコブ最晩年の預言は、シメオン、レビと同じ母親を持つ妹ディナが、土地の族長の息子に辱めを受けてしまい、結婚まで申し込まれてしまった時の大事件を背景としています。

ヤコブ一家との間に、融和策を持ちかけて来た土地の族長達に対して、シメオン達は表向きは賛同の意を表し、その土地の男たちも皆、ヤコブ達と同じく割礼を受ければ、この縁談を含め、受け入れても良いと答えます。土地の者達は、この答えを真に受け、男たちは割礼を受けました。しかし、、、

「三日目になって、男たちがまだ傷の痛みに苦しんでいたとき、ヤコブの二人の息子、つまりディナの兄のシメオンとレビは、めいめい剣を取って難なく町に入り、男たちをことごとく殺した。 ハモルと息子シケムも剣にかけて殺し、シケムの家からディナを連れ出した。」 (‭創世記‬ ‭34‬:‭25-26‬ 新共同訳)

いやいやいや、シメオン、レビ完全にブチ切れてます!町ごと虐殺、強奪ですから!慌てたのは父ヤコブです。

ヤコブはシメオンとレビに言った。「困ったことをしてくれたものだ。、、、」

逆ギレされてやられちゃうぞ、とビビりまくるヤコブに対し、

二人はこう言い返した。 「わたしたちの妹が娼婦のように扱われてもかまわないのですか。」 (‭創世記‬ ‭34‬:‭31‬ 新共同訳)

肝がすわっているというか、後先考えていないというか、、、ただ結果的に、この事件が大きな転機となり、途中で居ついてしまった土地から離れ、本来行くべきベテルを目指すきっかけとなり、また神の介入があり、ヤコブ一家を追って来る者はいませんでした。ですから、もしも、ディナの件がなく、シメオン達の剣が猛威を振るわなければ、本来の計画が頓挫していた可能性がありました。

私達が神の言葉に聞き従う時、実は、この剣の鋭さが伴なうのに気づいているでしょうか?神の計画を妨げようと躍起になっている敵どもは、いかにもという融和策を持ちかけて来ます。しかし、それは単なる罠に過ぎません。

例えば、身体の癒しに関して、私達は御言葉に聞くと、はっきりと、「その打ち傷のゆえに、私たちは癒された」(イザヤ53:5)と書いてあります❗️アーメンです。ハレルヤです。以上、終わりです。

ところが、敵は、様々な病状が目に見えてあるのを証拠とし、まあ、そこまで極端に走ることはないなどと、まことしやかな言い訳をあれこれ述べて来ます。しかし!Shut up‼️「その打たれた傷のゆえにあなたがたは癒された」(1ペテロ2:24)と書いてある‼️サタンよ、退け‼️

御言葉が真理です。(ヨハネ17:17) 御言葉の真理と相入れないものは、全てサタンの偽りです。嘘つきは、単に口先だけで嘘を並べ立てるだけでなく、本物そっくりの偽札やら、偽パスポートを作ることなど、お手の物なのです。決して、様々な病気の症状が、幻影だと言っているのでは、ありません。それはリアルに感じるものではありますが、サタンの偽りです!
霊の剣により、サタンの偽り、妥協案を一刀両断にするのです❗️

これが、御言葉に聞き従うことの一つの側面です。サファイアが美しく輝く中、その硬度がダイヤモンドに次ぐ硬さである事を忘れてはいけません。神の王座にまで選ばれた紺碧の青は、やはりぼんやりとした色ではなく、鋭角の鋭さを併せ持った輝きなのです。

5. ベンジャミン〜シメオン〜ヨセフの関係

シメオンは、もう一つ、大変興味深い取り扱いを神から受けています。
時を経て、弟のヨセフがエジプトに売られ、遂にエジプトの宰相となってから、激しい飢饉が世界中に起こり、シメオン達も食料を求めて、ヨセフと謁見した時のことです。もちろん、ヨセフと兄弟達との最初の再会の時に、ヨセフは自分の正体を明かしてはいません。自分と同じ母親から産まれた弟ベンジャミンがいないのに気づいたヨセフは、ベンジャミンを一緒に連れて来るまでは、スパイとしての嫌疑を晴らすわけにはいかない、と兄達に言い渡します。結局、ヨセフは、兄弟達の中から、シメオンを選び、捕虜としたのです。

ヨセフは彼らから遠ざかって泣いた。それからまた戻って来て、話をしたうえでシメオンを選び出し、彼らの見ている前で縛り上げた。 (‭創世記‬ ‭42‬:‭24‬ 新共同訳)

どうして、ヨセフがシメオンを捕虜にしたかは、特に聖書に書かれていないので、その理由はよく分かりません。兄の過激で攻撃的な性格を熟知していたヨセフが、途中、トンデモな発案をしてしまうのを防いだのか、或いは、意外にシメオンと仲が良かったので、近くに置いておきたかったのか、はっきりしません。しかし、ベンジャミンが連れて来られると、すぐにシメオンは解放されました。

そして彼はシメオンを彼らの所へ連れてきた。 (‭創世記‬ ‭43‬:‭23‬ 口語訳)

ベンジャミンは、ヨセフのたった一人の弟であり、このエジプト訪問でも五倍のご馳走や、五倍の晴れ着をヨセフからもらったりしています。聖書で5は、恵みを現す数字とされます。ここに、一つ預言的メッセージがあります。ベンジャミンは末っ子であり、終わりの日の私達、神の恵みに溢れたエクレシア、神の民です。その存在が現れると、シメオンが解かれる、即ち、頑なにされている残りの民の耳が啓かれ、心の目にかけられていたベールも取り去られ、ヨセフの正体が明らかになる、つまり、ヨセフが指し示していたメシヤなるイェシュアの顔を仰ぐようになる❗️ということです。

ベンジャミンの到来(終わりの日の恵み溢れる教会の出現)〜
シメオンの解放(頑なにされた民、特にユダヤ人の耳が啓かれ、覆いが取れる)〜
ヨセフの正体が明らかになる(メシヤの御顔を共に仰ぐ)

、、、それにしても、今日ほど、シメオンの名の刻まれたサファイア石、その紺碧の空の青が、大祭司イエス様の胸の上で、これほどの輝きをもって輝いている日はありません‼️

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