標準化の世界で | ○○○○○カジマンのブログ●●●●●

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今日11月29日、東京パラリンピックの開会まであと1000日なんです。

 

 昨日ね、わが江東区深川第二中学校の体育館で『スポーツボランティア講演会』がありました。主催は地域の青少年対策委員会で、委員の方がご招待くださったんです。

 OBである荒井さんは、パラリンピックのクロスカントリーチームの現日本代表監督であり、以前ここの野球部を都大会優勝に導いた監督さんでもあります。

 講演会の講師は、リオパラリンピック100×4リレーの銅メダリスト…、今年に入って走り幅跳びにおいてはオーストラリアで7m15の日本記録並びに世界ランク1位を打ち立てた芦田創(あしだはじむ)選手でした。

 

 芦田選手は右手が不自由で、手術により小5から右腕だけ成長が止まってしまって左右長さが違います。競技する上で、その感覚を例えると片手に2リットルのペットボトルを持ちながら跳んだり走ったりしているようなものなのだそうです。幅跳びの記録をメジャーで舞台の端からスルスルと測っていったらね、反対の端を超えるほどにもにもなって会場は、おお~っスゲぇ~という歓声があがりました。

 芦田選手の講演では、幼少期から障がいを持つことになった経緯から現在の競技者となるまでのストーリー、そして現役の中学生に多くのメッセージを残してくださったそのいくつか紹介します。

 

テーマ「より遠くへ~諦めないチャレンジ~」

・標準化された世界の中で、私たちは自分にないものを他に感じて初めて不公平さというものを感じる

・私たちは見たいように物事を見てしまう、光と影ならつい光だけ見てしまうもの

・他の人が持っていないもので自分だけ持っているもの=個性=自分の右手

人それぞれに良さがある、その良さを探す→自己肯定感につながる

・自分の限界を決めてはいけない“できるか・できないか”→“やるか・やらないか”

・記録を伸ばすことは易しくないが、もがいて努力したその先に掴めるもの

・追求やチャレンジの原点は、自分の“好き”という気持ちに素直になること

 

 芦田選手から言わせると、これまでの結果はラッキーなものであって、もっとやれる!と心底思っている…とのこと。

 

 1000日後から始まる東京パラリンピックでの金メダル獲得への応援を込めて、深川二中の生徒を代表して、体育委員長の号令のもと会場全員でエールの大合唱で講演会がお開きとなりました。