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人財育成コンサルタントの藤原です。
今回は、管理職昇進試験に大企業中心に企業の70%近くで
活用されているヒューマンアセスメント研修(能力開発研修)
について解説します。
研修参加をアセッシーと呼び、それを評価する人をアセッサー
と呼びます。
アセッサーは研修会社から派遣されたトレナーと社内で管理職試験に
合格した現役管理職がアセッサー研修を受けた有資格者からなります。
この研修は、以下の4つの演習をから構成されています。
1.グループ討議演習
2.面接演習
3.分析演習
4.インバスケット演習
簡単に説明すると1のグループ討議とは
ひとつのグループ6名~7名程度の集団で討議して、与えられた課題を
1時間程度で話し合い結論を出すという演習です。
各自それぞれ違った立場が与えられ討議に参加します。
例えば、予算の獲得、部下の推薦などがあります。
アセッサーは、集団の合意形成への関わり方を観ます。
2の面接演習では、アセッサーが部下役になり、アセッシーが
上司となりふたりだけで面接をして与えられた課題を10分で
解決するという演習になります。
対人面の能力が観られます。
3の分析演習は、経営分析ケーススタディーに近しいものです。
架空の企業の内部環境・外部環境を説明した文章やグラフが渡され
当企業を改善するにあたっての方針や課題、リスク、実施計画などを
プレゼンする為の「模造紙」に書くように求められます。
そしてこれを2時間程度で準備してみんなの前で10分で発表する演習です。
アセッシーの全ての能力が観られるといっても過言ではありません。
4のインバスケット演習は、
インバスケットとは会社の役職者の机に置いてある未処理の書類を収める箱のことをいいます。
反対に処理済の書類を収める箱のことをアウトバケットといいます。
これがインバスケット演習の由来です。
未処理箱を利用したケーススタディの演習を行うのがインバスケットの概要です。
インバスケットは2時間という時間内で課長とかに成り切って与えられた課題を
その職位に応じた意思決定をするロールプレイングゲームだと考えて下さい。
この演習では、思考面・時間管理・人材活用面等多岐のわたって観られる演習です。
この研修のねらいは、役職・専門知識・職務履歴等が影響しないところで参加者を
ギリギリの所まで追い込んで本来のマネジメント能力を確認します。
最終的には、この研修でアセッサーの複数評価と研修機関のデータ蓄積より
アセッシーの管理職昇進を決定するものです。
最後まで読んで下さってありがとうございます。
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