私は仕事で海外出張することが有ります。
海外のホテルでも日本語を耳にすることがよくありますが
何年か前、ドイツのホテルで流暢な日本語を話しているが
どこか違和感を感じて、その日本語を話している東洋系の男性
に「どうも」と話しかけると、首をかしげました。
日本人なら、うれしそうな顔をして「どうも」と返してくれる
からです。
やっぱり違う、彼は「スモイースー」→「どういう意味」
と聞いてきました。
私は日本語流の挨拶だと教えてあげました。
中国の日本語ができる人でした。
ことほど左様に、コミュニケーションのイントロは挨拶です。
私は工場長として新しい事業所に着任すると、先ず各部門に
挨拶して回ります。
勿論、こちらからパートさんはじめ全従業員の方に向けて
大きな声で「おはようございます」といったぐあいです。
ある事業所では、挨拶が悪くて朝礼の中に「挨拶3連発」
という時間を設け、朝礼当番の掛け声よろしく連呼させた
ものでした。
挨拶がきちんとできているかどうかは、ある意味その職場
の活性化のバロメーターだからなのです。
信頼関係の構築とともに、最初の段階で信念を明示すると
いう意味では「今までとは違う」と思わせる効果はあるでしょう。
これができないと何も始まらないと思うからです。
