11/18『ほぼ100分の北野勇作』でした(前半) | 非・劇的な日常

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朗読公演ユニット「本読みの時間」主宰・甲斐祐子です。公演情報は、https://lit.link/honyominojikan にまとめて記載しています。こちらは終演報告がメインかもです。ご了承下さい。

遅ればせながら、


11/18(月)「本読みの時間」presents

『ほぼ100分の北野勇作』


終演致しました。



満員御礼!

ご来場の皆様、ホントにありがとうございました。



この朗読イベントは、北野勇作さんの著作『じわじわ気になる ほぼ100字の小説』3冊をメインに、また『どうぶつ図鑑』からは「楽屋で語られた四つの話」を6人の出演者で語ると言うそれだけのイベントでした。

そして、特別ゲストはほぼ100の著者・北野勇作さんと作家の田中啓文さんの朗読ユニット暗闇朗読隊。


それだけ、と言いましたが、それだけにかなり贅沢でレアなイベントでした。


出演者は、3〜5分の持ち時間を自由に「ほぼ100」作品の朗読で使って下さい、というオーダーのみで、当日を迎えています。

作品被りもまた一興、ということで、当日本番まで、ホントに誰が何を読むのか、本人以外は誰も知らない状況でした。


「楽屋で〜」については、4つの話のどれを読むか、事前に私からキャスティングされていましたが、全員での合わせは、ミーティング時と当日の二回のみ。


そして、当日。

満席のお客様を前に、私(甲斐)の前説から出演者呼び込みの後、ガチのくじ引きで出演順決めました。


(くじ引き中)

出演順も決まって、いよいよスタート。

タイトルコールの「北野勇作〜」部分は全員で!\(^-^)/

(ほぼ100分の〜北野勇作〜!!

その後、ツアーガイド的に私(甲斐)が読んだ ほぼ100 一編(20秒)の後に、北野さんから正式?ガイドとして、前書きの「この世界の歩き方」を朗読して貰いました。


北野勇作ほぼ100分の世界へ出発です。


本当は「ほぼ100字の出演者紹介」というものを入れたかったのですが、それぞれの出演者に対する私の愛が溢れ過ぎて100字ではまとめられなかったので、各人の好きそうなものを羅列して紹介しました。

あくまで、好きそうなもの。

私(甲斐)が考えた妄想です。


一人目:いぬい(のぞみちゃん)

好きそうなもの】

あみぐるみ、皮細工、ヘンテコな生き物、岡村靖幸、犬夜叉、ハリネズミ、激甘なミルクティ、ギター、シルクハット、半分くらい綿毛の飛んだタンポポ、マーベルコミック、おかんとおばあちゃん、藍色、指先と耳、刺繍、襟のあるシャツ、爪切り


ストレートなようで、いぬいちゃんにしか出せない雰囲気はその第一声から。

淡々とくり出されるヘンテコ話に、アヒル!

全く笑いを取りに行ってないのにおかしみが凄い。


いぬいちゃん独自の感性で選ばれた #ほぼ100 は他の出演者との被りがなくてそこも含めて、改めて天才!って思いました。



二人目:武田操美(劇団 鉛乃文檎)

好きそうなもの】

踊ること、稽古、岩切千穂、練り物、赤ワイン、ちゃぶ台返し、お笑い、ラブコメ、お月様、サイとかゾウとかなんか灰色の動物、芝居、お昼寝、お好み焼き、イッセー尾形、海より山?


作り込みが素晴らしい。

#ほぼ100 が壮大な冒険物語になってたよ。長編でした!

小道具と音キッカケの多さに有り難いやら、申し訳ないやら。


このお人形みたいな小道具はリンバージャックっていう楽器?なんですって。


音響のお手伝いで、狂夏の市場の岩切千穂ちゃんも来てくれました。

ありがとう。


三人目:竹房敦司

好きそうなもの。

チョコレート、コーヒー、妻、ダースベイダー、キノコ、変な絵本、熱量、美人よりラブリー、ワンコ、ブルーとブラウン、海辺、機能的な文房具、トルコ絨毯的なもの


ナレーターらしく、ストレートプレイ。

ストレート?笑


茶目っ気溢れる #ほぼ100 からハリウッド大作の予告編のような壮大なナレーションまで、匠の技を惜しみなく聴かせ頂きました。

そういえ、操美さんからずっと「生まれた時からその声なんですか?」って訊かれてたなぁ。笑


さて。

ここで前半3人の終了。


プログラムの転換点では、一応繋ぎを意識した #ほぼ100 を私(甲斐)が読んでいたのですが、まぁ、今回、私はホントにクッションです。

そして、この時は既に発熱中なので、改めて見るとどの写真も顔パンパンで赤いのです。笑


ここからは、出演者全員での楽屋怪談?朗読です。


北野勇作「楽屋で語られち四つの話」

これは役者が読んでこその作品です。


その一・菱田盛之



その二・武田操美(一文のみ甲斐祐子)



その三・西川さやか&竹房敦司



その四・いぬい&魔人ハンターミツルギ



これ、贅沢なコラボだったなぁ。

いつか演りたいと思っていたテキストだったので、とても聴きごたえがありました。


ということで、後半へ続くのです。