道徳が『特別な教科』として教科化されるんだけど、そもそも道徳をどのような形で採点するんだろう(笑)
道徳という宗教をなぜいまここで教科化するのか不思議です。
いじめ問題と関連があるようなんだけれど、点数がほしくてあえてここでは道徳らしいもっともな回答をして心に嘘をついてそれが評価となってしまうのをよしとするということなんだろうか。
で、著者北野武の新しい道徳という本を引っ張り出して再読してみました。
とにかく面白かったので帯の文章だけでもここに載せておきます。
日本人にとって道徳とは何か?
この問いに答えられる親や教師はいないんじゃないかな。
まず最初に大人たちが真面目に考えた方がいい。
時代を作る人は、いつだって古い道徳を打ち壊してきた。
誰かに押しつけられた道徳ではなく、自分なりの道徳で生きた方がよほど格好いい。
自分なりの道徳とは
つまり、自分がどう生きるか
という原則だ。
今の大人たちの性根が据わっていないのは、道徳を人まかせにしているからだ。
それは自分の人生を人まかせにするってことだと思う。
著者 北野武
新しい道徳
幻冬舎
いいことをすると気持ちがいいのはなぜだろう