天同化權(丁干化權)
一般的な状況の下では、天同は化祿を好み、あまり化權を好まない。化祿は比較的に安逸で、化權ははるかに苦労するからである。こうした状況について、斗数を初めて学ぶ人がとても理解しがたいと感じるのは、一般の斗数書籍はどれも天同は福星であると強調していて、苦労と関係がないように思わされるからである。誰もが知る天同のいわゆる福とは、苦労した後に必ず成功するというだけで、化權になると、性質は特にそうである。
最も良好な構造は、天同化權と祿存の同度で、苦労はするが、財を得やすく、そして財源は一つに限られず、しかも財をもって財を求めることができ、富局に属する。
天同化權が巨門化忌と同度か対沖して、さらに同時に煞曜を見れば、気疲れして精神を消耗する。しかもトラブルを招きがちで、何事も成功に近付くと、人から非難されたり破壊されたりしやすく、局面を立て直すには多大な労力を費やさなければならない。だから天同化權は煞曜に対して非常に敏感で、特に地空・地劫を最も恐れる。
天同化權は、いとも簡単に「祿權科會」の格局になれ、特に「機月同梁」格はそうである。しかし、同時に巨門化忌が相会しているかどうかを区別する必要がある。巨門化忌の相会がなければ、決まって裸一貫から富貴を手に入れることを表すが、巨門化忌があれば、状況は相当に複雑で、吉曜を見る者はまだ良いが、煞曜を見る者は、人間関係に注意しなければならないだけでなく、必ず人生に人知れない悩みが多く、完ぺきではない。
天同化權が天同化祿よりやや優れている点は、化祿である場合、艱難辛苦や挫折を経験した後に事業を立ち上げることが多いのに対し、化權で巨門化忌を見なければ、経験する挫折は大きくなく、もし天梁同度なら、家業の継承もある。
天同化權は四煞空劫に対して非常に敏感で、もっと言えば、化權でない天同に比べてより敏感であるため、もし化權で煞忌を見れば、一生を通じてトラブルや口論がとても大きく、さらには人と感情が決裂しやすい。
天同は情緒の象徴で、化權になった後は、しばしば二方面で正反対の変化を生じるが、これは会合する星曜を見て決める。
もし吉曜と同会すれば、情緒の変化は安定し、問題に突き当たっても落ち着いて対処でき、そして化權でない天同に比べてはるかに沈着で、忙しく精神を消耗するが、無意味なところに精神を使うことはない。
しかし煞曜空劫と同会すれば、その情緒はかえって不安定になり、パフォーマンスが竜頭蛇尾になったり、ためらって決められなかったり、見かけ倒しで現実が伴わなかったりして、器量が小さく自己満足しやすい。
以上の二つの状況は、命宮だけでなく、福徳宮でも往々にして同様である。ただし天同・太陰の組み合わせだけは、状況が改善する傾向にある。
もし事業宮か財帛宮を守る場合、吉であれば事業は安定するが、凶であれば事業はたびたび変動したり、才能がありながらチャンスに恵まれなかったりして、不遇の感覚を抱き、しかも盲目的にチャンスを追い求めてしまう。
天同は感情を象徴するため、性格の軟弱を表すこともある。しかし化權の後は、いくら剛強さを帯びるようになり、少なくとも成り行き任せにはならず、また原則なく個人の感情に従いにくくもなる。
しかし天同化權が巨門化忌と同度か相会すれば、巨門化忌の影響により、一時の感情に任せて衝動的に行動することを表し、煞曜を見る者は特に激しい。もし同時に桃花昌曲を見れば、女命には特に適さず、必ず感情の悩みによって人生のめぐり合わせに影響が及ぶ。
天同化權と太陰化祿が同度か対拱すれば、富格を成すことができるが、それでも専門職に従事するのに適し、もし商売をするなら代理業が良い。特に魁鉞を見る者は、必ず急速に発展する。
天同化權は左輔右弼を見るのも好み、助力を得て創業起業することを表す。
ただし陀羅の同度を最も嫌い、天同は必ず巳宮にあるが、一生を通じて事業に競争が多く、また結婚にも挫折が多く、煞曜を見る者はさらに、結婚によって事業に影響が出ることを表す。
天同が六親の宮垣を守れば、一般的に欠点を伴うが、權星に変化した後は、こうした欠点を改良、あるいはこれらの欠点に強さを加えることができ、会合する輔佐吉曜や煞刑空劫によって決まる。
しかし天同化權がもたらす吉凶は、ほとんどが感情だけにある。例えば子女に関して、親子二代の感情が調和していれば吉で、必ずしも子女が成果を上げられるかを意味するわけではない。その凶についても同様である。例えば子女が事業で成功しても、自分に無関心であるといったケースである。これらの特性については、推断時に特に注意する必要がある。
天同化權と天馬の同度は、六親宮垣において、状況が比較的に特別な分離を表すことが多い。親子が同じ屋根の下に暮らしているが、普段あまり顔を合わせないなどというのが、その一例である。
六親宮垣で天同化權が坐守すれば、巨門が同時に化忌であることも多く見られるため、化權でない天同に比べて劣ることが多い。一般的には、六親の関係が疎遠になることを意味する。
もし天同化權が巳亥両宮坐命なら、夫妻宮は「天機巨門」を借り入れるが、女命は妾や後添えに適し、男命は晩婚に適し、そうでなければ口論や離別を表す。
もし天同化權と巨門化忌が交友宮で同宮加会すれば、人との交際は始善終悪なだけでなく、兄弟の不仲も表す。子女宮では、深刻な世代間ギャップを表す。
以上の各種の状況は、いずれも巨門化忌一曜によって決まり、これもまた天同が六親宮垣において化權が適さない主な原因である。
天同化權が疾厄宮を守っても、会合する星曜を詳しく調べて吉凶を決めなければならない。凶なら神経痛・血酸・尿毒の傾向が増加し、吉なら傾向が減少するが、腎臓病に転化する可能性があり、吉凶が交集する場合は特に、腎臓に注意する必要がある。
天同化權は腎臓には不利だが、肝胆には有利である。だから「天同天梁」は本来肝胃の気痛を表すが、化權の後は状況が改善する可能性がある。しかし煞曜の同行は、心臓が影響を受ける恐れがある。天同化權と巨門化忌の同度は、危険な病状を表す。