紫微化權(壬干化權)
紫微は斗数において帝曜に例えられ、權星に変化すれば、実権を握った帝王に例えられる。このような状況には、優点も欠点もある。
優点は当事者の決断力が増し、リーダーシップも増し、一人で事に当たり、責任を負えるが、これと同時に、その人の利己心も強くなり、主観に流れやすいため、その決定は他人への配慮がとても少ない。
したがって紫微化權は輔佐諸曜の同会が欠かせず、特に左輔右弼は苦労を減らすことができる。そうでなければ何事も自分で行い、自分の主観的な決定のために努力し、かえって徒労に終わってしまう時もある。
紫微化權は祿存の同会を見てこそ、富貴が許される。なぜなら命宮に紫微化權の運行を得れば、財帛宮には必ず同時に武曲化忌があるからで、もし祿存がなければ、生活が困窮しやすく、表面的な見栄えは良くても内在は空虚で、貴さが足りない。
もし紫微が權星に化していながら、煞曜が同会すれば、帝王が好んで小人と親しくするのに例えられる。化權がある関係により、小人に親しく近付いたことによる結果は、一般的な状況に比べてさらに深刻で、当事者は嗜好に染まりやすかったり、猜疑心が多くなったりする可能性があるため、人生に挫折が増えてしまいがちである。趨吉避凶の道は、個人の修養を高め、常に自らを戒め注意することである。
もし吉凶が混在している、すなわち輔佐諸曜が同会しているが、同時に煞曜も見る場合、吉凶の性質は相殺できないことに注意が必要であるため、実際の人間関係が非常に重要になる。二人が、たとえ同じ星曜の組み合わせを命宮に持っていたとしても、一方は慎重に交友を行い、もう一方はむやみに友人を作るのであれば、実際のめぐり合わせには大きな違いが生じる。
ただし紫微化權で昌曲が同会する者は、生まれつき聡明であるため、状況はさらに重要で、当事者は聡明才智によって利益を得るが、聡明さによって自らを誤る可能性もある。
紫微化權が六親の宮垣を運行すれば、肉親が主観的な兆候であることが多い。だから夫妻宮に落ちるのを最も嫌い、当事者の命宮の星曜が柔和な場合を除き、夫婦感情はいつも破綻が多く、特に七殺・破軍などの星曜が坐命すれば、夫婦の付き合い方に注意しなければならない。
もしも紫微化權が子女宮を運行するならば、それはしばしばジェネレーションギャップの兆しで、さらに煞曜が同会し、また性質が凶悪な雑曜を見たら、子女が家産を使い果たすのを防ぐ必要がある。幼少期にしっかりしつけを行い、溺愛せず、少年期までに人生には挫折が多いことを認識させれば、凶を避ける道になる。
紫微化權が兄弟宮を守れば、人と協力するのに適さず、もし協力すれば人に支配される。
疾厄宮を紫微化權が運行すれば、胃腸病の傾向を強める。もし煞曜があり、また天刑を見たら、手術のサインである。桃花諸曜を見たら、腎臓病や女性特有の隠れた病気である。