子供のロコモティブ・シンドロームの原因は眼の酷使 | クラニオセイクラルな日々-あたまをさわれば幸せになる

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大阪市淀川区西中島かなや整骨院院長のブログ

ココロに効く、カラダに効く、クラニオセクラル・セラピー

ネットのニュースを見ていると小学生でもロコモティブ・シンドロームが増えてきているんだそうな。ロコモというのは運動器(筋肉とか骨とか)が衰えて歩行に異常をきたす状態。高齢者に多いとされるけれど子供にもそういう傾向のある子が増えてきているという。

 

実際に歩行に異常をきたしているということではないだろうけれど、雑巾がけをさせると転んでしまうらしい。肩をまっすぐに伸ばせないという子もいる。

 

ロコモの傾向があるかどうかの検査は、1.片足で5秒間ふらつかずに立てるか 2.前屈して両手が床に着くか 3.両腕をまっすぐあげられるか で判定する。自慢ではないがオレは1.はクリアできるけど2.は腹がつっかえて?ダメ。3.は自分ではできているつもりだけれどたぶんちゃんとできていない。

 

原因についてはスマホを見る時の不良姿勢とされる。たぶん半分は当たっている。これもしょっちゅう記事にしていることなんだけれど、スマホに限らず眼を酷使していると股関節が緊張する。股関節はきちんと伸びなくなるのよ。だから歩行するときは出っ尻になる。そのままの姿勢だと前へ転がってしまうから顎を突き出してバランスをとる。顎とお尻とを突き出して歩いている若者は結構いてそうよね。

 

意識してお尻を突き出した姿勢を取って、そこからさらに前屈しようとすれば転んでしまうし、腕はまっすぐ上がらない。

 

スマホを見ること自体が現代人の心身を蝕んでいることは間違いないのだけれど、そうも言ってはいられない。対策は、というと「眼玉のストレッチ」。顔を動かさないで眼玉だけで上を見る。そのまま7秒間じっと上を見続ける。不思議とこれで股関節の緊張が緩むのよ。なんか変な姿勢を子供さんがしていたらやらせてみて。それから腰痛の患者さんなんかがよく巻いている骨盤バンドが効果的。割と高価だから伝線のいったストッキングや伊達締めで代用してもいい。

 

もう一つ。最近オレが注目している翳風のツボ。耳たぶの裏側、口を大きく開けると凹むあたり。ここを軽く刺激すると(小さく切ったテープとか貼ってもいい)どうもロコモに効果的みたい。子供さんだけでなく高齢の方で歩きにくくなったケースでも試してみて。やり損っても害はないし、かかる費用も数円かからないくらい。仮にインチキでも実害は全くないよ。