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ケイシー療法を実践していて、
「CAREは一通り整えているはずなのに、何かもう一歩、足りない気がする」
そんな感覚を持ったことはない?
ウチの治療院には、時折エドガー・ケイシー療法を実践されている方が来院されるの。
ケイシーが、さまざまな症状の患者さんにオステオパシーを受けることを勧めていたということをご存じで、ネットで検索して当院を見つけてくださるみたいね。
これは、本当にありがたい。
では、ケイシーはなぜそこまでオステオパシーを重視していたんだろか。
彼のリーディングを要約すると、
だいたいこんな感じになるのね。
「オステオパシーは、患部だけを調整する療法ではない」
「中枢神経と自律神経のバランスを整える療法である」
「あらゆる予防法・治療法の目的は、心身のバランスを整えること」
「個々の臓器の働きは、神経系によって統合されている」
「だからこそ、神経系を整えることが全身の調和につながる」
ケイシー療法の原理として知られるCARE、
Circulation(循環)
Assimilation(同化)
Relaxation / Rest(休息)
Elimination(排泄)
この中でも、最初の**C=サーキュレーション(循環)**を、ケイシーはとりわけ重要視していたという。
実際のケイシー療法の現場では、ひまし油湿布や食事療法などが指導の中心よね。もちろんこれらは、どれもとても大切なアプローチではある。
ただ、オレの知る限りでは、ケイシー療法を指導しているサロンや施設でオステオパシーの手技そのものが実践されているケースは、まだほとんど見かけない。
多くの場合、オイルマッサージなどがオステオパシーの代替として行われているみたいね。理由はシンプルで、体系的な手技療法としてのオステオパシーを学ぶ機会が、常に限られているという現実があるからだと思う。
ただし、膨大な医療体系であるオステオパシーの中には、侵襲性が低く、サロンでのケアにも応用できる手技が、ちゃんと存在している。
オレが臨床で主に用いているクラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)も、オステオパシーの流れから生まれた手技のひとつ。頭蓋骨と仙骨の関係性を通して硬膜の緊張を調整し、脳脊髄液の循環や自律神経のバランスに働きかける。
そう聞くと難しそうに感じるかも、なんだけれど、最初の一歩は、とてもシンプル。
正しく、クライアントに手を当てること。
それだけで、クライアントは深いリラクゼーションに入り、多くの場合、そのまま眠ってしまう。施術後は頭がすっきりし、眼精疲労、頭痛、顎の違和感、腰の不調などに良い変化が見られる。
もし、ケイシーが重視した「サーキュレーション(循環)」を、自分の手で、具体的に支えることができたら。あなたのケイシー療法は、さらに確かな手応えを持つはずよね。
そのための入り口として、1月25日、新大阪で「クラニオセイクラル入門講座」を開催します。
この入門講座では、オステオパシーの考え方に基づいた「循環に働きかけるタッチ」を体験的に学んでいただくことが可能。入門講座の内容だけでも、サロンで行っているケイシー療法は十分にアップデートできるし、さらに深く学びたくなれば、その先の学びの道も用意しています。
講座は独自の指導法で進めるから、医療関係者から手技療法がまったく初めての方まで参加可能。これまでにも、未経験者、リハビリ専門職、医学部の学生さんが同じクラスで学ぶことがあったけれど「難しすぎる」とも「物足りない」とも言われなかった。
ケイシーが勧めたオステオパシーを、現代の臨床で“自分の手で使えるもの”にするための第一歩。ご興味のある方は、詳細・お申し込みはこちらからご覧ください。
テレビ番組の収録中に歌手が骨折した、というニュースを読んだ。幕間の余興で腕相撲をやっていて上腕骨骨幹部を骨折したという。この部位は自家筋力によって骨折することが知られており腕相撲やら投球(野球のバックホームなんか)で発症しやすいので「腕相撲骨折」とか「投球骨折」と呼ばれる。
昭和のころはゲームセンターにあった「腕相撲マシーン」に挑んで骨折した人が頻発したことがあって、酔うとニンゲン無茶をするものなんだろう。機械は「これはケガするな」とか手加減してくれないからね。
競技でアームレスリングをしている人たちを昔診ていたことがあるんだけれど、腕だけでなく全身の筋肉を鍛えまくっていて迫力のある体格をしていたのを記憶している。競技だとやっぱりそのくらいしないとケガするんだろうね。
ゲーセンのパンチングマシーンを力任せに殴ると拳の骨が折れる。中手骨頚部骨折、別名をボクサー骨折という。実は素人とボクサーとでは折れやすい骨が異なっていて、拳をぶん回す素人は第4,5中手骨を骨折しやすい。ボクサーはパンチをまっすぐ出すから第2,3中手骨を骨折しやすい。昔の「神中整形外科学」なんかでは後者のみをボクサー骨折と呼んでいて、オレはその定義にひどく感心したことがある。今は素人のパンチもひっくるめてボクサー骨折でなんか格式がなくなったよな。ケガしないのがもちろん一番なんだけれど。
近年の腰痛は眼の使い過ぎで腸腰筋(記事によっては大腰筋と書いたこともあるけど基本同じもの)が緊張して腰椎が前方に引っ張られて発生する、という話の続き。
だからかつての腰痛の治療法が奏功しにくくなっているのね。かつては腰椎が後ろに「ズレる」ケースが圧倒的に多かったから。
眼の使い過ぎで生じる腰痛(急性慢性問わず)の治療は脳の疲労を解放して筋肉への「緊張しろ」という命令を解除してから腸腰筋の緊張を緩める。それでも骨盤やら脊椎に問題があればそこも調整する、というパターン。
だからね、腸腰筋の緊張さえ緩めてあげれば腰痛は結構緩和することが多い。腸腰筋はセルフケアでも緩和できてその方法がオレの考案(?)した「自分4の字固め」という体操。腰痛が主訴のクライアントにはやり方をお伝えしている。ネーミングはふざけているけれどちゃんと効く。
先日、自分4の字固めをお伝えしたクライアントがね、「セルフケアの方法を知っているとそれだけで安心」と仰っていた。それで腰痛は出ていないという。腸腰筋は眼の使い過ぎだけじゃなくてトラウマに関与していると心理職の先生に教えてもらったんだけれど、感情と結びついているんだろうね。腰痛持ちの人は「また腰痛が出るんじゃないか」と不安に感じておられる方が多いんだけれど、案外その不安そのものが腰痛の原因じゃないかな。



