新年早々・・・に近いときのこと。
若い男性の方に猫背矯正を受けていただきました。
産後に猫背がひどくなって、という方や、そういえば就職活動に向けて猫背矯正を、という方も過去にはおられたので、「なぜこのタイミングで受けてみようと思われたんですか?」とお聞きしてみました。
そしたら、「今年はやりたいと思ってることをやっていこうと思ってまして」と。そのやりたいことのひとつが猫背矯正だったらしいんです。そういうときにかいつう館を選んでもらえて本当にありがたいです!
猫背は物心ついたときから、とおっしゃっておられました(まあ、僕もそうですが。苦笑)。
一応うつ伏せで背中面をゆるめていきます。猫背ということで張りもありますし。
今度は仰向けでお腹や肩の前を。
男性の方ですが、お腹ではなんどか うっと声をためられてました(苦笑)。
それだけ、硬いってことなんです。
ひととおり、体をゆるめてから、いくつかの事項を説明して、あとは立った状態で微調整。
重心の意識、肺の使い方、また猫背になったときの対応など。
ひとつひとつに、なるほど、と頷いていただき、僕も嬉しかったです。
最後に、「その状態」から猫背にしてみて?と試してもらいましたが。猫背にしづらいことを納得していただきました。
ちょっと変なことを書きますが、猫背って無意識にラクな状態を選んでる、その選択肢のひとつにすぎないと思っています。
この方も、猫背はラク、と最初はおっしゃっていました。
よく、「猫背だから腰が、肩がこるんだよ」という話も聞くと思います。
だけど、猫背がつらかったら、たぶん自然とそれを止めてます。
猫背の人は、猫背がラクだからそうしてるんであって、「ツライのにわざわざ猫背になってるわけじゃない」んです。
で、猫背矯正をさせていただくと、今度は「猫背がラク」ではなくなっています。次にラクな位置がいい姿勢だとすると体はそれを自然と選択してくるんです。だとすると、「そこから猫背にしづらく」なっているものなんです。
猫背は固定化された姿勢なのではなくて、「ラクだからそうしているだけ」の変化する一つの状態にすぎないんじゃないか、と僕は思うのです。
今日もありがとう。