動画をつくりました。
これも中和反応の計算問題ですが、求めるものが質量です。
濃度と体積だと求められるけど質量だとわからない・・・という人は結構います。
これは化学基礎の教科書にa×c×v=a’×c’×v’という謎の公式が書いてあるのが1つの原因です。
この公式らしきものはまったく応用が効かないものなので、覚えない方がいいです。
(化学基礎が定期テストでしか必要ない人にしか利用価値がありません)
また、大学入試では質量や気体の体積(今後動画をつくる予定です)が出題されることは結構ありますが、各種問題集にこの手の問題がとても少ないので、慣れていない人が多いのも原因です。
出題の傾向と高校生の現実と教える方の認識にずれがあって、高校生に必要な勉強が届いていないように感じます。
中和の実態は H⁺ + OH⁻ → H₂O と考えても構わないので
(水素イオンの物質量)=(水酸化物イオンの物質量)という方程式を立てることにより、基本的にどんな問題にも応用できます。
そう考えれば、濃度だろうが、質量だろうが、なんでも計算できるはずです。