防災袋 | 防災備蓄のブログ 〜KUUSAN BOUSAI〜

防災備蓄のブログ 〜KUUSAN BOUSAI〜

防災備蓄収納1級プランナー&防災士の「KUUSAN」です。
北海道札幌市で防災備蓄についてのセミナー開催しています!!
ご自宅の防災や備蓄方法についてわかりやすくお伝えします。

たまには趣味のキャンプや好きな物についても書きます✨✨

よろしくお願いします。

まだまだ本州の方は雨が続いているようですね。

 

 

image

 

 

大急ぎで避難する場合、非常持ち出し用の 「避難袋」 「避難リュック」 を用意しておくと便利です。

 

持ち運べる避難袋や避難リュックはインターネットやホームセンターで販売されていますが、各個人によって必要な内容が変わります。

 

 

ちなみに本日(2021,7,7  AM6:29現在) 「防災リュック」で商品検索すると、楽天では956件、アマゾンでは5943件が関連商品としてヒットしました。

 

多い、、、多すぎる、、、

選べない、、、なんてこともありそう。。。

 

 

 

 緊急避難時に何が必要か? 

 

 

image

 

こちらは昨日ご紹介した「さっぽろ防災ハンドブック」の内容。

 

真ん中あたりにある「非常持ち出し袋」の内容がシンプルでわかりやすいです。

非常持ち出し袋には必要最低限の物を入れます。

 

基本的にはお金などの貴重品、飲食品、衛生品、簡単な着替え、防寒品など。

他にスマホ用充電器、携帯トイレ、除菌シート、マスク身分証明書のコピーなんかもあると良いです。

 

そして忘れがちなのはこれがなきゃ全く暮らせない!!という各個人で利用する物。

 

これって人によってさまざまですよね。

 

持病がある方は絶対にお薬は必要だし、目が悪い方は眼鏡がないと生活が出来ない。入れ歯が必要な方はないと食事が出来ません。せっかく命が助かっても二次災害が起きてしまいます。

 

まず、個人的に絶対に必要な物は予備を入れておくのは必須です。

 

・持病の薬なら1週間~10日分

・眼鏡のスペア(コンタクトレンズは衛生面から考えておススメできません)

・女性の場合は生理用品

・赤ちゃんやペットなどがいるご家庭は赤ちゃん用品やペット専用用品

 

等など、ご家庭で今、何が必要なのかを考えて備えて下さいね。

 

 

 

 避難時は両手が空く

リュック型をお勧めします 

 

両手が開くため小さいお子さんなどの手を引いて避難できるのはもちろん、水害時など水があふれて道路状況が確認できない場合の避難時には杖や傘などで道路にくぼみがないか、危険物がないかを確認しながら歩く必要があります。

また、背負う方が同じ重さでも軽く感じるという事があります。

撥水加工してあり、反射板などがついたものがおススメです。

 

そして中身を揃えたら今度は 重さ も大切。

せっかく準備した避難袋や避難リュックが持ち出せなければ意味がありません。

 

各避難所では数は多くありませんが飲食品や避難グッズは用意されていますので荷物は必要最低限で良いと思います。

 

肝心の重さですが

あれもこれもとリュックに入れて重すぎて持ち上げれない、、、

なんてことがあると本末転倒です。

 

重量の基準は

体重の20~30%と言われています(もちろんリュック本体の重さも込みですよ)

80kgの方なら16kg~24kg、60kgの方なら12kg~18kg位までが持ち出しやすいです。

ただ、体力や筋力などの違いもありますので一度持って避難所まで行けるのかは確認した方が良いですね。

水害時や強風時はさらに足元が悪くなりますので、歩きにくさも考慮する必要があります。

また、赤ちゃんなどを抱っこして避難する場合は赤ちゃんの重さを引いてリュックを作成しましょう。

 

 

 

非常持ち出し袋やリュックは普段は利用しないので押し入れの奥底に置きがちですが、一度引っ張り出して再点検してみて下さいね。