「放射能汚染」と公に言えるのは皇族だけ(泣) | カイトのブログ

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放射能から身を守ることを中心に書きます

公の場で「放射能汚染」という言葉を出せるのは皇族だけのようです。

つまり、「国連やIAEAに立ち向かえる」ということだと思います。

さて、問1の質問を誰がしたのか知りませんが、なんとトンチンカンな質問でしょうか?

東日本大震災のことを先ず最初に聞いたことは良いのですが、その次がアルジェリアの人質事件とは・・・。

それに対して、「皇太子さま」は重要なことから順番に回答されていると思います。

私は別に右翼でも左翼でもありません。山本太郎氏が言ったように「なかよく!」です^^




皇太子さま53歳 誕生日記者会見より抜粋
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130223-00000185-yom-soci

問1
 東日本大震災から間もなく2年となりますが、被災地の復興への道のりは依然険しい状況です。先月にはアルジェリアでイスラム武装勢力による人質事件が起き、日本人10人が犠牲になりました。一方で、昨年はロンドンオリンピックでの日本人選手の活躍や山中伸弥京都大学教授のノーベル賞受賞といった明るい話題もありました。殿下ご自身は、東南アジア3カ国公式訪問などお忙しい日々を過ごされました。この1年を振り返り、印象に残った出来事についてお聞かせください。

ご回答

 東日本大震災から約2年がたちましたが、亡くなられた方々や被災された多くの方々のことを思うたびに心が痛みます。今年は、例年になく寒く、特に北日本では、大雪が降るなど、厳しい冬を迎える中、いまだ数多くの方々が仮設住宅での困難な避難生活を送られています。東日本大震災からの復興の道のりは長く、被災者の中には高齢者の方々もおられ、厳しい暮らしが続いていることを深く案じております。仮設住宅での困難な生活や放射能汚染による避難を続けられている方々を始めとして、被災者の方々が安心して暮らせるよう、一日も早く復興が進むことを心より願っております。

 同時に、東日本大震災は、我が国国民の忍耐力や共助の心を国の内外に示し、人と人の絆を強めました。また、この1年を通じ、我が国から防災の知識と経験が様々な形で発信され、世界各国でいかされてきています。

 2月初旬には、雅子と共に国立劇場で、東日本大震災復興支援の一環として行われた東北の民俗芸能公演を鑑賞し、出演者や関係者の方々とお会いする機会がありました。600年の歴史を誇り、地域の人々の心のよりどころとなっている伝統芸能を守り、活動していこうとする保存会の人々のすばらしい公演を鑑賞し、震災に立ち向かいながら、伝統を守り続けるひたむきな姿に心を打たれました。引き続き、東北の方々の復興に向けた取組を国民が心を一つにして支えていくことが大切です。これからも、雅子と共に被災地の復興に永く心を寄せていきたいと思っております。

 昨年は、欧州の財政危機が注目されましたが、我が国を含め、先進国の経済成長・雇用の維持が容易ではなく、世界経済の停滞により、多くの国で貧困や所得の不均衡が拡大し、若者の失業が増加しています。我が国においても、若者がいかに安定した職業に就くかが重要な課題の一つとなっていると思われます。

 昨年6月には、20年ぶりにリオデジャネイロにおいて、「国連持続可能な開発会議」が開催されましたが、我が国においても、近年、少子高齢化やエネルギー・環境問題、地方の活性化などの諸課題を解決し、若い世代が将来に希望を持ち、高齢者が安心して暮らせる持続可能な社会をいかに創っていくのかに関心が高まっています。また、この1年、いじめや体罰など子どもの教育の問題に改めて関心が集まりました。将来を担う子どもたちが健やかに成長し、若い世代が国の内外で自信を持って活躍し、女性、高齢者、障害者を含め全ての人々が、社会に積極的に参画できるような、活力のある社会を構築するために国民全体が世代を超えて協力することが期待されます。そうした観点から、私自身、今年も、国の内外で若者やボランティアの方々など多くの方にお会いしたいと思っています。

 また、昨年は、ロンドンオリンピックやパラリンピックが行われ、多くの日本人選手が活躍したことをうれしく思います。

 このような社会の求心力を高めようとする努力の中で、この1年、ロンドンオリンピックやパラリンピックなど世界の連帯を示す行事があった一方で、残念ながら、一部の国や地域では武力紛争が継続し、子どもを含め多数の犠牲者や難民が発生しています。我が国の女性ジャーナリストも犠牲になりました。また、いわゆるアラブの春もいまだ先行きの見えない状況が続いており、北アフリカにおいては、リビアで米国公館への襲撃により米国大使などが殺害され、アルジェリアでは、天然ガス関連施設が、襲撃を受け、邦人を含め多数の外国人が犠牲になるといった痛ましい事件が起こりました。世界の最前線の厳しい環境の中で、途上国の発展や平和のために尽力されている方々が犠牲になられていることに深く心が痛みます。このような事件が二度と起こらないように願っています。

 科学・技術の分野では、昨年は、ヒッグス粒子とみられる新粒子発見、iPS細胞発見に関する山中教授のノーベル医学生理学賞受賞などのニュースが記憶に残っています。山中教授が、ノーベル賞受賞に当たり、iPS細胞技術による創薬や再生医療を通じ、患者の方々を救いたいとの強い思いを語られたことが深く印象に残っています。そのような志をお持ちの山中教授が、ノーベル賞を受賞されたことを大変うれしく思いました。技術面では、近年、スマートフォンが急速に普及し、また、これによるソーシャルメディアが広く活用されるなど情報通信分野の革新を通じ、社会におけるコミュニケーションの在り方が大きく変わってきています。産業・技術面での発展は、技術革新を通じて、人々の生活を改善するために重要であると同時に、社会に大きな影響を与えます。このため、社会がこうした技術をいかに受容し、いかしていくのか、議論を深めていく必要があります。このような視点から今後とも産業・技術面での進展に関心を払っていきたいと思っています。(以下略)

アルジェリアの事件は確かに悲惨な事件でしたが、この回答順位こそが、日本が解決しなければならない課題ではないでしょうか?