キーワードは、
独身・恋人ナシ・可処分所得が高い・仕事が忙しい・疲れている
データ)
30~34歳男性の未婚率 47.1%
総務省統計局「国勢調査」より
都市部ではこの数値はさらに上昇します。今後もこの国の未婚率は上昇し続けることでしょう。
未婚男性の年収ゾーンを見ると、
年収300万円未満の低年収の男性と、
年収700~999万円の高年収の男性に
未婚率が高いことがわかります。
(05年 労働政策研究・研修機構「若年就業支援の現状と課題」より)
低年収の男性が経済的事情(及び異性が敬遠する)から結婚することが難しいのは理解しやすいですが、
なぜ高年収の男性が結婚していないか。
年収が高いのは仕事が多忙で残業代も多いからです。
90年代半ば以降、リストラや派遣社員(残業なしが原則)の増加で、30代の正社員男性にしわ寄せがきて、
就業時間がおそろしく増えました。
データ)
・「週60時間以上」働く男性 30代の22%
(週5日勤務として、4人に1人が毎日12時間以上働いている計算)
・30代男性の就業時間が、平均でも「週50時間」
→厚労省が01年に定めた「過労死(労災)」の認定基準スレスレのライン
(07年 内閣府「男女共同参画白書」)
社内において中ぐらいのポジションで忙しすぎると、
デートや合コン参加の時間がとれず、
余裕がないまま気力やモチベーションも低下し、恋愛や結婚からも遠ざかると言えるのではないでしょうか。
仕事が多忙で、
恋人を作る時間・気力もなく、
お金を消費する時間もないが、
増加する残業に伴い高い収入はあり、
体も心も疲弊しきっている、彼女ナシの寂しい、癒されたい正社員男性。
ズバリ、この方たちが、
メンズエステの有望ターゲット
となります。
しかも、
いわゆる"草食系"の方たちが多いので、
マナーの良い、扱いやすいお客様でもあります。
未婚率の上昇は少子化につながり、
国の将来にとっては深刻な問題ですが、
「婚活」関連のビジネス同様、
そこにどんなビジネスチャンスがあるかという視点を見逃してはいけません。
関連データ)
20代「異性との交際経験ナシ」 男性24%、女性8%
(内閣府「少子化社会に関する国際意識調査」)