こんばんは。
一昨日、名鉄1700系最後の稼働編成だった1702Fが舞木検査場に入場し運用離脱したようです。
今日はその1700系の前身、1600系を振り返ってみたいと思います。
8800系“パノラマDX”、1000系“パノラマSuper”と続いていたハイデッカー展望席を止めて前面貫通扉を備えた形となりました。この貫通扉には幌も備えて2本繋いで走っても編成を行き来できるようにしました。
また第1編成には車体傾斜装置を備えて試験走行を行われました。
しかし空港輸送の需要が予想以上に盛況で特に多客期には空港特急“ミュースカイ”に多くの乗客が集まる事態となりました。“ミュースカイ”を増結すると車両が足りなくなり、その穴埋めに1600系2本を連結して入れることになって思わぬ形で空港特急デビューすることになりました。この時は幌も繋がれていました。
この運用は“ミュースカイ”が増備される約1年間見られました。
Mc車のモ1700形と中間のサ1650形は2200系の一般車を新製して新たな一部特別車編成に生まれ変わることになり、枇杷島のデルタ線で方向転換を行った後に改造のため舞木検査場に入りました。残ったク1600形は残念ながら廃車となり一部部品は活用されましたが車両としては約9年の短い“車生”となりました…。
明日は改造されて1700系となってからを振り返ってみたいと思います。