地元サーフ風裏を求めて | 海川山野 漁人

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四季折々酒肴探求

日曜日、なにやら朝方豪雨の予報だった物の雨模様ながらも言う程では無いと思え。

テナガエビ釣り用に冷凍してある「イシゴカイ」が有ったので浜処に住む次兄から情報を得たサーフに出向く事とし。

手持ちはチープなエギングロッドのみと碌なタックルの手持ちは無く、端からピンギス狙いなので8号、10号、12号のミニジェット天秤、6号二本ハリ50cmの短仕掛け、100円ショップの保温バックと超軽装備。

行きがけは小雨模様の追い風(南南西風力6)で気が付かなかったものの砂丘を抜けサーフに出て見ると、余りの悪天候で釣り人の影も無く、とても波打ち際でダラリと垂れた冷凍イソメでは釣れぬ状況。

この貧弱装備でチンタラ原付で出向く馬鹿者振りに苦笑する所。

しからば付近で南南西の風でチョイ投げ成立の条件を満たす所と考えた結論が内灘放水路。

さすが此処は風裏のポイントが形成され、心強い事にジガーらしき先客が先端部に二名アリ、能登側のウネリと波が砕ける所は目測400m程距離があり15名程のサーファーが波乗りを愉しみ。

吹き募る小雨混じりの強風(風力8)この状況下で未だ運が味方に付いたものか、ケーソン裏側は白波砕けるも理想的な風裏、追い風の一本調子。

しかしながら、伸びてだれた冷凍イソメは餌持ち悪く、キス特有の魚信が有っても針掛かりせず、、、

面倒でも垂を短めに丁寧に装餌し、魚信が出たら待つ事無く緩やかにサビクと乗る、そうしたパターンを見出し。

眼前にカタクチ幼魚のボイル頻発。

ピンギスと同等の小鯖が付いて居て、キスを掛けて巻き取ると漏れなく小鯖がフッキング。

迷惑な事に、小鯖と言えども走るので折角掛けたピンギスがフックアウト、、、

久々にヒイラギの姿を拝みリリース。

雨雲レーダーを点検、午後から雨脚が強まる模様なので雨脚が強まり始めた時点で納竿。

帰宅後はテンビン、仕掛けの塩抜き。

釣餌容器を洗浄、容器包装のボックスに入れ。

持ち帰って塩抜きした仕掛けの先針を長押に掛け、針毎に錘を吊るし糸撚れとチジレを伸ばし。

キープした獲物は塩氷で冷やし。

児戯に等しい竿出しと嗤う向き多いとは思う物の

「竿出し」と両輪の如く「食」を重んじる自分的には鮎然り、むしろ小鮮が好みと強がりを言うべきか。

原付で強風、大雨を衝いて得た獲物、大雨の午後の恰好の暇潰しの材料と成り。