鮎解禁前に想う | 海川山野 漁人

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四季折々酒肴探求

今月16日は金沢の「鮎解禁」

自分のアユ釣りは「加賀毛鉤釣り」オンリー

知人に聞いた所によると、試し釣りに参加した漁協関係者中「毛鉤釣り師」はたったの二名、一人は高齢者との事。

その釣果芳しからず、、、

下の方が期待出来るとの事。

報道の試し釣り等に頼る事を良しとせず川見に出向く。

一番下の遡上止めが手堅い所と見。

よく観察すると何やら左岸で工事中。

ついつい残雪輝く「加賀白山」に眼が行き、、、

全般的にポイント俯瞰。

やはり幅広の一段目が狙い目か。

左岸側の一段目も工事により人影少な目、第二選択肢と感じ。

梅雨入り増水、今後を見据え葦原に分け入り

釣り座を事前整備。

水少なく解禁時ここで竿出ししても釣果期待薄。

問題の左岸工事現場も確認

通行可能。

頭首工上手のプールでは稚鮎の跳ね頻発。

僅かながらハミ跡目視。

釣り下手の執念の目立たぬ釣り座。

そんな事をしてまでも解禁予想釣果は下手をすれは「メダカ大」標準サイズが7~8cm、大きくて10cm超えで、数は一時間で20匹~30匹が標準と思われ。

初物得たら、アユは狙わずキジハタ、キス、イワナ狙いが正解が現時点の感触。

敢えて手の内、ポイント公開するのは年々減少の一途を辿る「加賀毛鉤釣り師」を案じての事。

今なら自分等足元にも及ばぬ「名人」辛うじて存命中。

最近のアユ釣り事情は友釣りでさえ若者の加入少なく(道具が高額、オトリの確保難)

そのうえゲーム感覚のアユングと言う友釣りのアユルアーを用いたルアー釣りに僅かに若者が関心を示す程度。

 

加賀毛鉤釣りは手頃な(高くても1万円台)8Mのコロガシ竿

テンビン、オモリ、毛鉤さえ有れば成立。

友釣り、アユングより今や低コストの釣り。

経験の蓄積が可能な分野で、人生百年時代健康ならば末永く出来る釣りで有る事を知る人は驚く程少なく。

解禁は稚鮎の数釣り、梅雨明け土用隠れは竿出しせず、九月後半から十一月まで落ち鮎漁期で、落ち鮎時期は25cmクラスの子持ち鮎が狙えるのも加賀毛鉤釣り。

人生後半、ついつい中年オヤジのボヤキご容赦の程。