最近のうれしいこと | あしがらゆる~ふじさきともこのブログ

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ゆる体操で、からだをゆるめ、こころをひらき、ありのままに心地よく

70代後半のその方が

お友達に連れられて

ゆる体操クラスに来られたのは

1年ほど前


その世代の女性としては高い背丈を丸めて

疲れ果てたようなご様子

お顔は眉間に皺を寄せ

不安な表情で視線は床に落ちて

からだ全体が固く固く

緊張していました



ご主人が突然の心臓発作か何かで亡くなり

それを聞いた息子さんが

驚いて転倒

階段から転げ落ちて頭部打撲で

救急搬送


ご主人のご葬儀と後始末に

息子さんの看病が重なり

それをひとりで担われたとのこと


さらに

パーキンソン病のお姉さんを介護していた

お姉さんの夫が高齢となり

老々介護が行き詰まり

ご実家に戻ることを決意

(と言っても、老々介護に変わりないけど)


そのために

40数年暮らした北関東の自宅を

片付け、売却&引っ越し


さらには

ご自分のガンも見つかり


と、まあ、それはそれは

大変なご苦労の数年間を経て

今に至ることをお聞きすれば


ああ

「本当にご苦労されましたね」

「よく全てをやり通されましたね」

「ご立派です」





そして、あれから1年


この前のゆるクラス



私だけじゃなく

クラスの他の生徒さんも

気付いたんです



丸まっていた背中が

スッと伸びていることを


お顔の表情が明るくなっていることを


目の光が以前よりずっとしっかりと

それでいて柔らかくなっていることを



一気に押し寄せた運命の荒波を受け入れ

乗り切る芯の強さと行動力

懐の深さ柔らかさと

思いやり深い優しさという

この方の本来の在り方が


からだと表情全体から

柔らかく明るい光のように

心地よく放たれていて


それはそれはうれしかった



別に

ゆる体操がその全てを

もたらしたとは思わないけど



ご本人は

「ゆる体操を始めて

先生とお話して

ああ、固まっていたなあって

気付いたんです

楽になりました」

って、言って下さったけど


いずれにせよ

ご縁あってゆる体操を通じて出会った方の

大きな、そして良い方向への変容に

こんな風に立ち会わせてもらえたことが

本当にうれしかったです



こんな素敵な関わりを経験させてくれる

ことに感謝だなぁと思ったので

シェアしたくなりました