・・でしたが、私にとっては、もうひとつ大切なイベントの日でした。
「地場、旬、自給」を大切に、
農的な生活を軸に生産者と市民が顔の見える範囲でゆるやかに繋がろう、
というNPO法人『あしがら農の会』
私も会員なのですが、
今日はその「あしがら農の会」の自給祭でした。
自給祭???
聞きなれないですよね。
そう、造語です。
農の会は、単に有機栽培農家から野菜を買おう、という会ではありません。
私のように、
農家でもない、
完全な自給自足を目指すほどの知識、技術、根性もない、普通の市民が、
大豆を栽培して自家消費用のお味噌や醤油を作る「大豆の会」
耕作放棄になっていた茶畑を借りて、自宅用の緑茶を栽培する「お茶の会」
パンやうどんを作りたくて小麦を栽培している「小麦の会」
何家族かでグループを作って、農家さんの跡継ぎがいなくて困っている田んぼをお借りして、自家消費用の米を作る「田んぼの会」
小田原の「さいこんたん」の伊藤シェフが講師をして下さる「料理の会」
などに参加して、
自分たちの興味と能力の範囲で、気楽に、でも真剣に
市民農生活、自給的な生活をしよう!という会です。
私は田んぼの会でお米を作り、大豆の会を通じてお味噌を作っています。
そんな「あしがら農の会」なので、「収穫祭」ではなくて「自給祭」というわけなんです。
今日も、小麦の会からは、うどんとすいとん汁。
大豆の会は、手前味噌の味比べ、豆腐の販売、石臼で引いたきな粉、納豆と醤油の味見。
お茶の会からは、緑茶を発酵して作った紅茶の試飲と販売。
そして各田んぼのお米の味比べ。。。。
と、美味しいものがいっぱいでした!
中でも、田んぼの会で作ったもち米をセイロで蒸して、
臼と杵でついた、つきたてのお餅に
大豆の会のきな粉をまぶしたきな粉餅や、
手作り納豆と手作り醤油をかけた納豆餅などなど、
様々なコラボで出来上がった一品があり、
違うもち米で出来たお餅の味比べに加えて、
石臼で引いたきな粉と、機械で引いたきな粉の比較、
いろいろなお宅の納豆の味比べに、
手作り醤油の出来の違い。。。。
などなど、もう無限のバリエーションに目がくらみそうでした!!
澄み渡った青空の先に、白い雪を頂く富士山が見える足柄平野の真ん中で
素晴らしい仲間と、美味しい自慢の料理を食べながら過ごした
幸せな一日でした。