海星の №22
豊鷲見 航 選手 (とよずみ わたる)
3年生 三塁手 171cm 68kg 右投右打 富州原中出身
大きく迫力ある声がグランドに響く。
豊鷲見選手の声だ。
171センチの身長は大柄ではないが、サードの守備につく豊鷲見選手の存在感は十分。
自らもセールスポイントは「声」と言うとおり、ゲーム中はサードの守備位置から
マウンドの投手に大きな声をかけたり、打者を呼んだり、「声」を出す事を絶やさない。
1年生の冬には足を疲労骨折、2年生の時には盲腸など、いろいろあったが、
豊鷲見選手はいつも気合で乗り切ってきた。
「海星スクワット」など、きつくて有名な海星高校の体育の授業も
気合い十分の豊鷲見選手にしてみれば楽しくてしかたない。
まさにホットコーナーを任せるのは「この選手」といったところだ。
小学生の時、甲子園で活躍する岡本篤志投手(現西武ライオンズ)に憧れて
海星高校に進学した豊鷲見選手。
同じ海星の純白ユニフォームで甲子園に出場するのが夢。
この春季県大会はベンチ入りし代走で出場。
積極的な走塁を見せる機会はなかったが、思い切りのいいプレーには定評がある。
練習ゲームの出場はさほど多くはないが、それでも盗塁の成功率が高い豊鷲見選手が
代走で起用されるケースは比較的多い。
堅実な守備と思い切りのいいバッティングや走塁、そして存在感十分の「声」で
豊鷲見選手は夏の大会ベンチ入りを目指す。