木村 祐吾 選手 | 陰があって日なたがある

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海星の星 №15


木村 祐吾 選手 (きむら ゆうご)


3年生 三塁手 178cm 75kg 右投右打 川越中出身



入学当初から期待されていたスラッガーが、この春とうとう目覚めた!
海星へ入って初めて出場したゲームでいきなり特大のアーチを放ち、

周囲を驚かせた木村選手は1年生の秋からクリンナップを任された。
しかしホームランを意識するあまりフォームを崩し調子を落とす。
結局、1年生の秋季大会はベンチ入りしたものの、ゲームに出場することなくチームは2回戦で破れてしまった。
気持ちを切り替えて望んだ1年生大会は4番サードで出場。
「今度こそ!」
菰野高校とのゲームで木村選手が放ったヒットは1本。

チームは逆転で破れ、屈辱的な初戦敗退となった。
「4番の俺が打たなかったから負けた。」
4番としての責任を感じた木村選手は、完全に自信を失ってしまった。
2年生の春、夏ともにベンチに入ることもできないまま、新チームをむかえ最上級生となった。
だがサードを守るのは1年生の松岡選手。木村選手はベンチを暖める日々が続いた。
ゲームに出ようと、セカンドを守ることもしたが、やはりセールスポイントは強肩を活かしたサードの守備。
ゲームに出られなくてもホットコーナーのサードはどうしても譲れなかった。


しかし転機が訪れたのは昨秋の東海大会。
2回戦の愛工大名電戦では途中代打で出場し守備についたが、終盤の2打席目に代打を送られてしまった。
そしてセンバツ出場が懸かった準決勝の中京戦、終盤代打で出場するつもりで準備していたが
結局出番はなく破れてしまったのだ。
「勝たなくてはいけない大切なゲームでは、よりヒットの確率が高い選手が求められる。」
それから長打は意識せず、強く叩くことを心掛けるようにすると打率もぐんぐん上昇。
調子を取り戻した今は、ヒットの延長で長打も飛び出すようになった。
そして春季県大会の皇學館とのゲームでは久々のクリンナップに復帰し、
特大のタイムリースリーベースを含む3安打の活躍。
「夏の大会は全打席ヒットを狙う。目標は甲子園に行くことですから。」
頼もしさを増したスラッガーが帰ってきた。
「野球少年たちが海星で野球をしたくなるようなプレーヤーになれるよう、頑張ります!」
自信を取り戻した木村選手が、仲間の信頼も摑んで「夏の夢舞台」出場を目指す。