川出 直樹 選手 | 陰があって日なたがある

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海星の星 №7


川出 直樹 選手 (かわで なおき)


3年生 一塁手 175cm 80kg 右投右打 島ヶ原中出身




超高校級スラッガー川出直樹選手がいよいよ存在感を発揮し始めた。

スポーツメーカー主催の筋力測定では、チームメイトの辻優樹選手と並んで全国トップレベルだった怪力の持ち主。

身長175センチ、体重80キロのガッシリした体系はいかにもパワーがありそうだが、パワーにスピードも併せ持ったスーパープレーヤーだ。

50mを6秒3で走る川出選手は、伊賀市島ヶ原中学時代に100m伊賀地区優勝の経験を持つ俊足選手。

もちろん打者としても屈指の強打者として名をとどろかせていた。

中学時代の自慢は、公式戦で放った3試合連続ホームラン。

海星入学当初から周囲の期待もかなり大きかった。

しかし度重なる怪我に泣かされ、なかなか本来の力を発揮することができなかった川出選手。

1年生の時には右手小指の骨折に足首の故障。しかもそれを隠しながらハードな練習を続けたためにさらに悪化。

そのため完治も遅れ、思うように結果を残せないまま時間が過ぎていった。

痛みを我慢して出場した昨秋の東海大会、チームを甲子園に導けなかった自分に腹が立った。

「このままでは終われない。」

オフにはトレーニングを続けながらも思い切って手術を行った。

別の軟骨を移植する大手術。

手術は成功し、右手の握力は日に日に戻りつつある。

「守備もバッティングも不安がなくなりました。

あとは誰よりも練習してレギュラーを掴み取りたい。

そして甲子園へ出場し、常葉菊川の田中投手からホームランを打って優勝する!」

夢はどんどん膨らむ。

「大切な人が応援してくれているんです。その人を絶対に甲子園へ連れて行きます。」

その夢が現実に変わる夏はもうすぐだ。