本日3本目となりました振り返りは、6作目!
『血だまりの華(アイリス)』
☆チラシ掲載文
マネージャーに呼び出された藤井和代は、撮影現場に向かう途中、わめきながら嵐の中を歩く女を目撃する。
翌日、その女の惨殺死体が発見されるが、彼女は降板した主演女優だった。
新ヒロインに抜擢された和代の身の回りで次々と起こる怪事件。
快楽殺人鬼、降板女優の音量、ロケ地の建物に伝わる悪魔の儀式…
和代は恐怖の渦から脱け出すことは出来るのか?
探偵縄文杉良太郎はこの謎を解くことが出来るのか?
ダリオ・アルジェントに捧げる、森本書き下ろしミステリー。
という事で、この作品は2014年10月に、北池袋新生館シアターにて上演。
タイトルは違いますが、昨年の公演作品「イリスの十字架」の初演作品となります。
実は、中身も微妙に違うんですよね。
そして、この時は以前書いたようにある意味とても思い出深い作品でもあります。
ある事情で公演2日目に千秋楽に出れない事が決まり、急遽代役で夜通し稽古して千秋楽を迎えたという、とても忘れがたい作品です。
内容的には、実は森本副団長演じる探偵縄文杉はこの時少し若い設定。と、脚本でもある森本が言っております(笑)
最後の終わり方は昨年と変わってません。
この初演の時もそうでしたが、この終わり方を受け入れられないという方は、回路Rのお芝居は何を観てもきっと好きにはならないと思います。
言わばバロメータかもしれませんね。
回路Rの作品は、作品に綿密に組まれ散りばめられたたくさん伏線があるのですが、その伏線に気付かず、そして更に全て回収されてる事も気付いてない…方がいらっしゃるんですね。
気付いてる方は繋がって行くのが面白かったと仰ってくださる。
伏線に気付いてなくても、回収がされた時点で「あぁ〜そーゆー事か!」と一気に繋がって面白かった!と感想を頂いたりもします。
が、評論家然とされてる方は気付いて無いことに気付かず、回収した事にも気付かず、最初から謎はなく犯人はわかってたと仰ってくる。
いやいや、それ勘ですよね?勘でわかってもそれはちょっと違うのだけど…と、ついブラックな団長が顔を出しそうになった作品でもありますね…(笑)
だって台本読んでも犯人わからないですもん。
犯人を突き止めた理由まで言えて、初めて推理が出来てるという事ではないのですか?
最初からわかるって勘しかないよ?
と、つい平成最後に毒を吐いてしまいました。
最後くらいいいですよね(つω`*)テヘ