血だまりの華公演終了までの出来事15 | ミステリー専門劇団回路R ~ 回路R人のブログ

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回路Rは、ミステリー、サスペンス作品を芝居と朗読で製作している劇団です。
メンバーの活動や、稽古日誌、公演後記などを綴っています。
2023年10月より金田一耕助シリーズ「不死蝶」にて、有観客での舞台公演も再開いたしました。

稽古場に着くやいなや、副団長は脚本の修正に入った。
段取りが変わると音響・照明さんに負担をかけてしまうし、大きな構成変更は全員で稽古する時間はない為、避けなければいけない。

女性がやっていた役を男性に変更…
そうなるとまず気をつけなければいけないのが、名前なんですよね。
稽古期間何度となく口にしてる名前だから、流れで元の名前が出てしまう…

どっちでもいける名前だったら良かったんですが、「子」がついてたもんでねぇ~
(;^_^A

犯人は、虐待を受けていた事で多重人格となり、その人格が犯行に及んでいた…という結末は変更せず、そこに至るまでの細かな修正を、副団長が鬼のような形相で集中して加え、その間に林団員チーム、M氏チームに別れて、特に変更が必要なかった箇所から動いて稽古。

池袋食事組も到着し、更に稽古場に到着してから、「これから行きます!」と連絡をくれ駆けつけてくれた、若き獅子藤野君と、癒しの泉アキラさんも到着。
二人とも一旦自宅に戻っていたのに駆けつけてくれるという…この2人が来なければこの後衣装の手配が出来なかったので、本当に助かりました。

修正終えた副団長は、1人でそれぞれの役を演じ分け林団員の相手となり猛稽古。しかもモノマネで…ま、主に団長のですが(~_~;)

それ以外のメンバーは出演者が多いシーンに出ているM氏担当。
時間が過ぎるのも忘れて何度も何度も繰り返す。
早い段階でセリフを覚えてくれたので、すごい集中力だと思います。

途中撃沈したアキラさんが、横になってるソファから自宅ベッドと勘違いして転げ落ちるというアクシデントもあり、盛り沢山の一夜。


明け方近くなり、衣装を貸してくれることになった藤野君は一旦帰宅。一通り覚えた内容は一眠りして体に染み込ませることに。
始発も動き始めたので、一旦帰宅組以外は6時から劇場で仮眠。
団長が目を覚ますと、藤野君が衣装を持って戻ってきてくれてました。

日下部、団長の2人はシャワーのあるネットカフェを求めて池袋に移動。
(どこもいっぱいで、時間切れの為団長は結局シャワーに入れずでしたが…)

その間、M氏は近くの靴屋さんをネットで探し、開店前ではありますが事情を説明して靴を売ってもらいに行ってたようで、みんながみんな昼の公演を無事に終わらせる為必死になった一夜。

ホント、
夜通し稽古なんて、何年ぶりだろう。
団長だけじゃなく、みんなそうだったと思う。若さに負けない情熱は、まだ体の奥底に眠ってたんだな…と、青春ってこんな感じではなかったろうか。

そしていよいよ千秋楽劇場入り。
ほとんど睡眠を取れてない状態でのドキドキの1日が始まりました。

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