拘置所の近くにあって収監されている犯罪者への差入を専門に扱う店の家族を描いたヒューマンドラマ。世の中の理不尽な悪意に対して優しさを武器に強く生きる主人公一家の人々の健気な姿に涙が止まらない。監督はこの映画を構想してから完成する迄に11年かかったというが、11年かけた思いがしっかり伝わりました。今年のベスト1なんてレベルじゃあない。近年の日本映画のぶっちぎりのベスト1作品だ。競馬でいうとイクイノックス級、つまりら世界で通用するレベルだ。是非海外の映画祭に出品して賞を取って貰いたい。どれくらい良かったかというと映画を見るプロが集まったマスコミ試写会で終映後に拍手が起こったんだから。それも2回も‼️あの糞映画、みんな笑えを見て良かったと言っていた人たちに本当に良い映画とはこの映画だと大きな声で教えてあげたい。映画を見終えた後で苺を食べたくなりました。脚本、監督の古川豪という素晴らしい才能と出逢えた事に感謝する。映画は5月16日から公開されます。美し過ぎる落語コンシェルジュ、相山美奈子さんにお勧めします。母親の介護に疲れている貴女の心を必ず癒してくれるでしょうから。
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