たまにはモノ書きさんらしく。 | モノ書き剣士・風音飛空鳥の居合書き

モノ書き剣士・風音飛空鳥の居合書き

時に剣士、時にモノ書きさんな風音飛空鳥がそこはかとなく徒然にお送りする気まぐれブログ。

最近モノ書きさん活動がすっかりご無沙汰だったので、突発的に詩など書いてみる。
感性鈍らせないように、研ぎ澄まさないとね。


†Setsu・Getsu・Ka†
針のように細い白銀の三日月ひとつ
星無き夜空にただひとつ 輝いて


その月光写すは 一振りの刃
刹那の輝きが 闇夜を斬り咲く


斬り咲いた夜空に舞うは ひとひらの火の粉
淡く燃えゆく紅が 夜の帳を妖しく彩る


爆ぜる火の粉が焦がすは 舞い散る桜
桜舞い散る夜空に 紅が舞う


紅桜の舞を掻き消す 儚く降り行く白き雪
焔桜が舞い行く後に 紅き夜空を白く染める


白く染まった黒き空 照らすは黄金の満つる月
黄金の光に白き雪は その輝きを飲み込まれる


雪月花


刹月火


刹月花


雪月火


儚き雪は 刹那の如く
舞い散る花弁は 火と共に舞う


言葉遊びから作った詩です。
「雪月花」という単語を「刹月火」と文字を変えてみて、そこから色々と情景をいじりながら普段はありえないような情景を思い描いてみました。
桜が散った後に雪が降るなんて普通は異常気象だぜ←

ま、細かいことは気にせず、こういうありえない非現実的な情景を思い描きながら言葉遊びを楽しんでいただけたらな、と。