私は地方の三流高校(部活で選んだ学校)
を卒業後に医学部を目指し、
都内で一人暮らしをして予備校に通い
多浪の末、医学部に入学し医師になりました。
母親となった今、
子ども達には意図的に学習習慣と教育環境を
与えながら子育てしているつもりです。
それは自分が浪人中や医学部在学中に感じた
周囲との差異に基づいています。
私は子どもの頃、
「勉強しなさい」と言われたことがなく
学校以外で勉強した記憶もない。自由?放任?
小学生のときは周りが忙しそうに習い事を
掛け持ちする中、退屈な毎日だった記憶しかない。
塾に行きたいとお願いしても却下されていた
小4〜高3まであるスポーツに明け暮れて過ごした。
他に時間の使い方も思いつかなかった。
そんな私が医学部を目指して浪人したとき、
授業に全くついていけなかった。
もちろん解き方もわからないし、最後の
先生「あとはこれを計算すると、、、答えは、」
↓↓
の、計算が分からない
周りは医学部志望の人ばかりなので、
私のような人間は少なく、基礎力がある人ばかり。
自分が積み上げてくるべきものを積んでこなかった
空の状態だったと気づいた。
私は中学(小学?)レベルまで戻り基礎をやり直した。
それにかなりの時間を要し、本当に大変だった。
何にでも適齢期がある。
計算力、思考力、その時期その時期でやるべきこと
を確実に積み重ねておかなければいけない。
それができてようやく医学部受験の土俵に上がれる。
また授業のスピードに関しても
私は脳の処理が追いつかなくなるとフリーズ状態
になってしまう。
処理スピードが遅く、トレーニング不足だった。
本来なら長い時間をかけて処理速度を上げて
いかなければいけないのだと知った。
他にもいろいろあるけれど。
私は自分がこのような経験をしてきたからこそ、
子どもには今の時期に身につけるべき基礎力と
処理速度をしっかり備えさせたいと思っています。
目の前の塾のテストや定期テストはそのための
筋トレ?のようにコツコツ積んでいくべき経験
として1つ1つしっかり取り組んでほしいです。
だからといって私は自分の親の教育に思うことは
特にないんですよ
逆に予備校〜医学部の高い学費を出してもらい
感謝しています。
親の基準と、私の理想が違っていただけ。
でも私が親となった今は
子ども達が、自分のような経験をしないように
育てようと思っています。