質問「日本人の宗教観について」 | 海南島のヨハネの黙示録

海南島のヨハネの黙示録

キリスト教の元宣教師・海南島のヨハネさんの不思議な体験の数々

2011年 4月

【質問】日本人の宗教観について

日本国内では「無宗教」を自称している人が多いですよね。

そして宗教を持っている人達を馬鹿にする傾向が強いです(少なくとも私の周りはそういう人達ばかりでした)。

でも完璧な無宗教って有り得ないような気がするんです。

もしそうなら初詣もクリスマスも出来ないはずです。

海外で「無宗教は馬鹿にされる」と聞いたことがあります。

けれど、どうして日本人は宗教を馬鹿にしたり否定し出したのでしょうか?


【回答】日本人の宗教心については、色々な意見があるようです。

無神論を言いながらも初詣に行ったり、仏壇があったり、神社やお寺の寄付はしたり、それが習慣とか伝統とか言う人もおり、又、完全な無神論も無宗教も無いと言う人もいます。

私も色々な人の意見を聞くと、日本人の多くは 宗教の前提である信仰心が希薄である、又は殆ど無い、と結論しています。

これは丁度、年は取っても恋愛感情の発生しない人と同じく、信仰心の芽生えない、いわば片輪と言うべきでしょう。

これを言うと猛反発する人が大勢いますが、30歳位になると人生について、神について静かに考えるのが普通と思いますが。

聞いた話ですが、盲人も自分が見えないということが判らず、見えると言う事がどんな事かも判らず、片輪とは思いたく無いようです。

無信仰者も同じでしょう。

信仰も宗教も判らず自分こそ正常と思い、科学とか証明とか持ちだしての批判者は多いですよ。

丁度、盲人が、

「太陽や月は想像の産物で弱い者の考え出したものである。科学的に証明してみろ。触れる処まで持って来い」

と喚くのと同じでしょう。

どう答えますか?

聖書を読んで見ると、2千年前も同じようです。

無神論者も存在し、言い分も同じようです。

それに対する回答も又、聖書に書いてあります。

「悪を行っている者はみな光を憎む。そして、その行いが明るみに出されるのを恐れて、光に来ようとはしない」(ヨハネの福音書3:20)

驚く事に、現代でも同じようです。

神は無いとの理由が有るわけではなく、神は無いと思いたい、というのが正直でしょう。

泥酔した人が案外本心を言ってくれますよ。

誰でも自分の運命を左右出来る存在は認めたく無いでしょう。

私はそれを犯罪者心理と言っています。

警察から呼び出しがあるかも知れない人が、友人に、

「呼び出しなんか無いよな?」

と盛んに同意を求める。

知恵袋にも神などは存在しないと同意を求める人は沢山います。

真実を知りたいのでは無く、同意見を求めて慰めを得ようとしているようです。

しかし暫くすると気になるのか、又、同様の質問をしてくる。

心に平安が無い証拠でしょう。

質問も、

「教えて下さい」ではなく、

「皆さん、どう思いますか」になってくる。

これは無神論者だけでなく、教会の聖職者と言われる人も同じですよ。

「自分が希望し大勢が現にやっている事に反対する神など居るわけが無い。神の命令を聞いたなど嘘に決まっている。大体、現在神が具体的な事を語る事はない。神は昔の事で、今生きているとも思えない」

これが一部の聖職者の意見ですよ。

だから裁判沙汰になるほどの大問題になるのです。

誰でも自分の現在を否定される様な命令をされる神は認めたく無いでしょう。

「認めたくないから、神はいない」では、無神論者と同じです。

実際、無神論的聖職者は沢山いますよ。

だから日本のクリスチャンは1%なんでしょう。

神の命令に5%も従う事は大変な事です。

私も自分の考えで旅行に出かける朝は、心がまともに神の方を向いていないですよ。

それは、たまに拒絶される事が有るからです。

ユダヤ人の歴史を見ると、神に従った時と反抗した時との記録が残っていますよ。

従った時は知恵においても富においても他民族の何倍や何十倍でしょう。

又、反抗した時の悲劇も何十倍でしょう。

何千年にも及ぶ経験の結果、現在のように大変な戒律を守り、そして他民族とは比較にならない富と力を持っていますよ。

日本人には遠く理解の外でしょうが…。

私も28歳の頃、神様が会社を辞めるように命令され(10年も勤務して辞めたくは無かったのでかなり抵抗したが結局辞めました)、その後一年位は苦労しましたが、あと収入は4倍位になり、自営業を初めたので物凄く自由になりました。

神に従わなかった人は、

「そんな事を言う神はある訳は無い」

と思いたいでしょう。

そして心は神からはどんどん離れて行きます。

無宗教の始まりです。

海南島のヨハネ


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