2019.2.22(2)
老人の回想33
前回の話(こちら)の続きであるが、家の教会へ連れて行った娘もやがて教会で友達ができ、情報も知る様になった。
しばらくして、私は冷蔵庫を買い換えた。
娘は、
「私のお婆さんの為に、その古い冷蔵庫を買い取りたい」
とせがんできた。
その時に与えれば良かったのであろうが、
「教会を助けるのが私の仕事であるから」
と断り、冷蔵庫は教会にあげた。
その後、娘は教会と私を警察へ密告した。
警察は教会へ調べに来て、
「20人の集まりは良いが、50人以上だと取り締まる。とにかく信者を減らせ」
と言った。
それで収まったが、 家の教会、地下教会は、密告を警戒している。
20人なら安全である様だ。
教会へ行っても、確かな人の紹介でなければ入れてくれないし、人数が増えると、
「どこかよその教会へ行って」
の態度の様だ。
伝道をしても信者の増えない日本とは対照的である。
でも、家の教会も深刻な問題がある様だ。
「指導者的な人がいない」
と言っていた。
公認教会はあるが、政府に逆らうことは言えないし…。
中国で指導者を育てることはできないのか…。
これは私の考えであるが、近いうちに大勢の労働者が中国からも日本に来るようである。
彼らは日本語も勉強するであろう。
熱心なクリスチャンも大勢いるかもしれない。
日本の教会が彼らに聖書を教える。
やがて彼らは中国に帰り、神のため、イエス様のために多くの実を結ぶ。
これは目に見えている。
教会もそれをやってみないか。
でも、神様の思いが優先である。
日本で100人を導くことは大変であるが、中国人が500人を導くのは 難しくない(間接であっても)。
日本人でも出来る。
牧師さんへお願い。
近くに中国人が居そうであったら、
「中国人クリスチャンも集会へどうぞ」
と声をかけてあげてください。
彼らは1時間歩いてでも来るでしょう。
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