老人の回想17 制御は難しい | 海南島のヨハネの黙示録

海南島のヨハネの黙示録

キリスト教の元宣教師・海南島のヨハネさんの不思議な体験の数々

2019.2.17(1)


老人の回想17


子供の頃の希望目標は、兵隊さんか、予科練(航空兵:予科練は海軍飛行予科練習生の略)であった。


航空兵は即少尉の様であった。


田舎では、兄ちゃんの様な子でも階級の下の年長者からでも敬礼をされる。


サーベルを下げて、人を見下して歩く。


戦時中である…。


この快感は、多分、当事者しか知らないだろう。


中学生の頃、誰か覚えていないが、空気銃を貸してくれた。


初めは鳥を撃っていたが、全然当たらない。


仕方がないので近所の犬や猫を撃って歩いた。


近所の犬や猫は、顔を見ると飛んで逃げた。


最後には、繋いである牛を撃った。


大人は文句を言ったと思うが、皆早々に退散した。


子供ギャングである。


日頃は恐ろしい大人でも、銃の前では穏やかにものを言ってくれた。


この快感は、子供には制御できない。


昔の軍人も同じではないか。


飲酒運転も、警察では、


「乗るなら飲むな」


は出来るけど、


「飲んだら乗るな」


は制御できない…と。


なるほどそうだ。





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