神に動かされた人々 ００／Ｄ
老年になって昔を振り返ってみると、どうしてあんなにまで良くして呉れたのか、判らない人達がいる。
今までは只、有難いとだけ思っていたが、今考えると、私のために神様が彼らの心を動かしたとしか考えられない。
☆ ２０代前半の頃は、会社の炊事のおばちゃんは私の為に数年間、特別に配慮して呉れた。
☆ ２８才まで２、３年間、会社の重役は私に特別な好意を持ち、娘婿にしたいとの意向を管理職に打ち明けたので、課長達の態度や扱いが特別になった。
会社内の仕事等もやり易くなり、非常に良い環境となった。
☆ 教会の牧師さんも食事の不摂生な私に３年間も食事の面倒を見て下さり、本当に助かった。
☆ 関西に来てからも、仕事先の担当者はまるで私の部下であるかの様に接して呉れた。
あまりに特別な配慮をするので、その会社内部で問題になった事もあった。
☆ 今の家を建てた時も、建築会社の所長があまりに特別な扱いを私にするので、社内からクレ－ムが出たこともあった。
☆ 取引先の会社で経費節減の為、私の会社の仕事が無くなりかけた時、担当課長が本社と喧嘩してまで守って呉れた。
☆ わが社の製品は、もう３０年以上競争相手も出ず、大阪地下鉄他で使用されている。
もし他社が真似をしたら価格等で大打撃なのだが、これは神様が守っておられる。
☆ 教会の中にも、私の為に毎週果物をもってくる老婦人もあった。
どうしてそこ迄するのかと、家族にたしなめられたとの話も聞いた。
他にも、短期的には常識を越えて好意を持った人も沢山いた。
これ等の人達の為に、先ず神様に感謝する。
そして、知らずして神様の思いを行ったこれ等の人々に十分な報いがあります様に神様に祈る。
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