ガリラヤ湖畔にて２ ００／Ｄ
００年４月、イスラエル旅行でチベリアに宿泊した。
次の朝、ホテルの近くを祈り兼散歩に出掛けた。
ホテルの前の自動車道（２、３百メ－トルの直線）の歩道を歩いていたら、向こうの方から一人の男の人が来た。
１０メ－トルくらい近付いたいた時、私は何処かで見た顔だとしげしげ見た。
その人は多分、紺色の服を着て、黒色のリュックを背負い、ズック靴を履いていた。
丁度、旅行者のスタイルであった。
すれ違っても私は振り返って見ていたら、１０メ－トル位離れた処で、その人は一度、私の方を振り向いた。
それから私は５０～１００メ－トル行った処でハッと思い出した。
その人はイエス様の絵にそっくりであった。
急いで引き返したが、その人の姿はまるで消えた様に道路には無かった。
ホテルに引き返し、フロントにも聞き、探してみたが、それらしい人は誰もいなかった。
その辺りではホテルの他に人のいる建物は無かったが、その日一日はその人の顔をハッキリと覚えていた。
みやげ物店でイエス様の絵やイコンを百種類くらい探してみたが、全く同じ物は無かった。
只、一枚だけ羊を担いでいるイエス様の絵が非常に近かったので買って帰った。
さてその人はイエス様本人であったのか、別人であったのか、未だに判らない。
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