2005年3月から、私のマンションに女子大生2人とその母親をホームステイさせて、一年間一緒に住んでみた。
何人かの友人は、
「中国人を家に住ませてはいけない。やがて家を取られるから」
と忠告して呉れたが、半分は当たっていた。
夏休みには私が帰国している間に弟が来て住んでいた。
二人の女子大生には、無断で人を連れてきてはいけないと強く言っておいたのであるが、列車で3日もかかる田舎から勝手にやって来たので、との言い訳である。
次に女子大生の彼氏がやって来た。私が宿泊させないので、早朝からやって来て、朝・昼・晩ご飯を食べて、11時頃、
次に女子大生の彼氏がやって来た。私が宿泊させないので、早朝からやって来て、朝・昼・晩ご飯を食べて、11時頃、
「帰れ」
と言って、やっと帰す。
女子大生は自分の部屋を切望していたので、2つの部屋を与えてやった。
女子大生は自分の部屋を切望していたので、2つの部屋を与えてやった。
私は居間の隅にソファーベッドを置いてそこで寝ていた。
これを聞いた日本人は絶句していた。
これを聞いた日本人は絶句していた。
しかし居間も間もなく三人の中国人に占領されてしまった。
パソコンやプリンターも使っても良いと言ったら、独占されてしまった。
テレビも私が見ていると、皆が来てチャンネルを変えても良いかと言う。
私は中国語のテレビは判らないからと。
そしてテレビも占領されてしまう。
母親(マーと呼んでいる)は、ソファーが余程気に入ったのか、朝から晩まで用事のない時はソファーに寝転んでテレビを見ている。
母親(マーと呼んでいる)は、ソファーが余程気に入ったのか、朝から晩まで用事のない時はソファーに寝転んでテレビを見ている。
大抵メロドラマである。
居間は皆のものだから独占してはいけないと何度も注意するが、直る迄半年くらい掛かった。
しかも話し声もテレビの音も甚だ大きい。
私は早く寝るので、また彼女たちは深夜まで起きてテレビやパソコンの音を出している。
度々注意するが、これは日本でも同じである。
女たちの口うるさい事、これも日本でも同じようである。
3対1では大抵負けてしまう。
わたしはホストファミリーであるが、まるで居候の様なものである。
わたしはホストファミリーであるが、まるで居候の様なものである。
別に小さくなって住んではいないが…。
私のマンションは高級居住区にある30坪程度のものだが、大阪では多分高級な部類になると思う。
中国人でここに住めるのは、余程の金持ちである。
何しろ家賃だけでサラリーマンの収入以上である。
だから中国の田舎出身の彼らがとても喜んだのも理解出来る。
大学生は田舎出身でも文化人で、色々な事を教えたらすぐに覚えた。
大学生は田舎出身でも文化人で、色々な事を教えたらすぐに覚えた。
マーと弟は田舎の性質丸出しである。
初めのうちはこちらも随分驚いたが、半年位でかなり改まって来た。
以下は色々と驚いた事である。
所有に関する考え方。
以下は色々と驚いた事である。
所有に関する考え方。
例えば、私が買い物をして品物をテーブルに置くと、彼らは勝手に開けて見る。
おいしい物は勝手に食べてしまう。
たくさん有るものは幾らか持って行く。
誰のものかではなく、誰に必要かである。
食べ物についても、
食べ物についても、
「日本人は何時も贅沢な物を食べているが、我我は滅多に食べられない。これは我々が食べよう。」
そして食べ終わる頃、
「これを食べるか」
と聞いてくる。
品物についても、
品物についても、
「こんなに沢山要らないはずだ、少し貰っていこう。」
中国には泥棒が多いと言われているが、金持ちから物を取っていって何が悪いと言う意識が在る様だ。
どうも文化の違いと言う他ないが、他人の物を使っても何とも思わないらしい。
使われて困るものは家族間でも鍵をかける。
ボールペン位の物はどんどん無くなる。
果物等買って帰ると、美味しい物はすぐ無くなる。
だから食べたい物は食べて帰る。
物の所有に対する考えが日本と違うらしい。
物の所有に対する考えが日本と違うらしい。
個人の持物は非常に少ない。
彼らの3人分よりも私1人の方が遥かに多い。
物を共同で使っているからの様である。
時々取り合いになり、毎日何回も怒鳴りあっている。
それでいて非常に仲が良い。
私の場合、一緒に住んでいるので、家族として見ているようだ。
私の場合、一緒に住んでいるので、家族として見ているようだ。
だから物を盗ると言う意識は少ない様である。
家事をしてくれる学生の母親は、東北の田舎の農家であった様だが、文明には馴染まない。
家事をしてくれる学生の母親は、東北の田舎の農家であった様だが、文明には馴染まない。
私の住んでいるマンションは日本と同じ位の文化水準であるが、ガスコンロもクーラーも冷蔵庫も初めての様である。
50才にもなって憶えるのは大変の様で、何度言っても判らない。
食事は用意したとたん、まず自分がガツガツ食べる。
椅子に片膝を立てテーブルには片肘ついて、ある程度自分が食べてから他人の事も考える。
これは何千年も続いた中国の文化のようである。
現在でも挨拶にご飯をたべたかと言うが、食べる事は大変であった様だ。
中国人の話し声は大きい。
中国人の話し声は大きい。
慣れるのに時間がかかった。
私は怒鳴りあっているのかと聞いてみると普通の会話だそうで、テレビや電話の音も大きい。
しかし恋人同士の会話は小さい声でやれば出来ると思うのだが…。
色々と中国人の事を悪く書いたが、逆に中国人から日本人を見れば、同じくらい嫌な性質が有ると思う。
色々と中国人の事を悪く書いたが、逆に中国人から日本人を見れば、同じくらい嫌な性質が有ると思う。
中国人も都会の人は文化人で、日本人と同程度の文化かと思う。
この間、私も学ぶ事は多かった。
この間、私も学ぶ事は多かった。
先ず忍耐を学んだ。
次に許す事を学んだ。
そして幾らか中国人を学んだ。
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