質問「私は宗教が信じられません」 | 海南島のヨハネの黙示録

海南島のヨハネの黙示録

キリスト教の元宣教師・海南島のヨハネさんの不思議な体験の数々

【質問】私は宗教が信じられません。

私が知っている宗教がいくつかありますが、どうしても信じられません。

信じる、信じないと言うより、信用が出来ません…。


【回答】海南島のヨハネです。

宗教を選ぶ事について、意見も理論も大して有りません。

私の身に起こった経験が参考になればと回答します。

私は田舎で電気工をやっていましたが、19才の時、一念発起して上京し、銀座の大会社へ就職しました。

しかし田舎で思った程、幸福ではなく、人の幸福は何だろうと本を読み漁りました。

武者小路、トルストイ、その他、本屋にあるだけ読みました。

その結果、益々、不幸になりました。

飲みにも度々行きました。

しかし、どんな事をしても幸福になると言う方法は見つかりませんでした。

2年位あと、自殺より他に無いと云う結論に達しました。

それまでは宗教は心の弱い者が気を休める為の集団だと思っていました。

しかし何か参考になるかなと、日蓮宗の本を何冊か読みました。

自殺の方法を考えたり、日取りを考えたりしていましたが、この世に未練もありました。

ある夜、ふとんを頭からかぶって朝迄ずっと泣いていました。

(誰でも良いから、私を死ぬ事から助けて下さい!本当は私は、死にたくないのです…!)

この時、初めて祈りのような事を言っていました。

次の日、不思議が起きました。

何気なく聞いていたラジオで、私の家の近くに教会がある事を知りました。

そして、そこへ行ってみようと云う気になったのです。

そして私も半年後にクリスチャンになりました。

私が泣いて頼んだ時、それを聞いて助け出したのはイエス・キリスト一人でした。

私はそれまで、誰からも宗教を勧められた事はありません。

キリスト教は遠い存在でした。

私が宗教を選んだ訳ではありません。

宗教の方が私を助けて呉れたのです。

世の中には、実に色々な宗教があります。

しかし、この天地を創ったのは宗教の上にある天地創造の神様です。

もし少しでも信じられるのなら、こう祈って下さい。

「神様、私も被造物の一人です。今どの宗教を選ぶか考えています。どうぞ、何らかの方法で教えて下さい」

多分、思いも付かなかった不思議か、心の変化があると思いますよ。

色々な宗教の勧誘が来て、私に勧める事がありますが、いつもこの様に返事しています。

「私が一晩泣いて願った時、あなたの神は何をしていたのですか?寝ていたのか?」

と。