終わりの悲劇【前編】。 | ガイハ日記。

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ガイハワールドで日常と世間をえぐってます。

トイレでメールを打っていたら、立ち上がった瞬間に足が痺れ、バランスを崩して右肩を強打したなう、皆さん心配ですか?心配するなら…わかってますよね?
ところが、脱臼した被害妄想に花咲くものの、痣ひとつありませんでした。
それどころか、トイレでひとり上半身裸。
耽美のカケラも無い鏡の中の自分の姿に、抱かれたくない男の1位記録を更新し続ける師匠の姿が重なりました。
というわけで、スパッツ履きます。
地面に向かって飛びます。
そして複雑骨折!
これで誰しもが心配…
する筈が無いですよね。
いっそトイレの神様でも誰でも良いので、100の『大丈夫?』よりも物下さい。
リスト書き出せるので。


時は戦国…では無く2011年6月。
されど、日記時刻は鬼も泣き出す昨年の師走時。
もはや、タイムマシンも全壊のガイハ日記ですが本日は…

アブソリュートタイムS02991390 81時54分71秒、西暦変換すると2010年12月26日のお話。


話は遡る事、5日前。
招待状を貰っていた某アニバーサリーパーティーにひとりで参加する事に。


『カジュアルな装いでOK!軽い気持ちでOK!何なら猫も連れて好きにやればいい!』
というような誘いだったので、もちろん私服で出動。
そもそもタキシードなんて持って無いもの。


というわけで、コンビニ感覚で入場。
ところが、辺りを見渡すとシャツにネクタイなドレッシング…ドレッシーな男性の数々。
そして黒髪に髭。
右に左に髭。
どこもかしこも髭。
こいつもあいつも髭。
ひ・げ!
どこかに『髮』と書いてもわからない程。
顎髭が生えない人間がここにいると言うのに!
どうせアゴハゲだ!

そう、紳士とはネクタイに髭。
髭メン以外は男ではないのだ。
所詮チョビにはコンビニ服がお似合いという事なのだ!
どうせダンディのかけらも無いさ!
何度、顎髭にトライして『見えない』と言われた事か!

完全に場違いでした。


それから4日後の25日。
『LUNACY 黒服限定GIG~THE HOLLY NIGHT~』に参加。
気付けばここ4年で3回目のクリスマスライブ。

もちろん、ドレスコードは黒づくめ。

ところが、クローゼットの中はモノトーンとは縁の無いガイハ。
このままでは入場すら危ぶまれてしまう為、慌ててありったけの黒服をかき集める事に。

そして、段ボールの中や物置の奥から見つかったのは、レザーブルゾンにベルベットジャケット、下品な光沢のシャツにやたら衿の大きなシャツ、よれよれに伸びきったセーターに臭いレザーパンツ、穴の開きすぎたクラッシュパンツに真夏のハーフパンツ。

酷い。
酷すぎる!
どう組み合わせたって中2ファッション。
これでは上京すら出来ない!

そうは言っても仕方がないので、悩みに悩んだ挙げ句にレザーにブラックデニムのレオン風スタイルで向かう事に。
チョイエキゾ、モテるオヤジは波乗りデニムでルナティック。


そして会場到着。
ライブタイトルが示す様に、この日のライブは全て初期の楽曲ばかり。
高校生の頃、当時のライブでは演奏されず、CDを聞きながら『いつか生で』と待ち続けていた名曲の数々が、今目の前で再現されています。

涙腺が…。

声を枯らし歌うガイハ。

まさか15年越しに夢が叶うなんて!
このままどうなってもいい!
いっそ死んでしまっても…

それは嫌!
前言撤回。

ガイハ日記。

ところが、熱狂のクリスマスのその裏で、事態は既に最悪の方向に転がっている事を、ガイハはまだ知る由も無いのだった…。