彼女たちの新世界。 | ガイハ日記。

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ガイハワールドで日常と世間をえぐってます。

アメーバニュースの調べで、コンビニ店員にあだ名を付けられやすい客は、主に3タイプに分かれる事が判明した今日この頃、皆さん記号や番号で呼ばれていませんか?
容姿が特徴的な人・買うものがいつも同じ人・クレーマータイプの人だそう。
やはり、外見的な特徴が一番多そうですね。
『ハゲ』・『ズラ』・『デブ』・『眼鏡』・『ジャージ』・『サッチー』…
恐らく”真実”を知ってまったら、店員の事が嫌いになるのではないでしょうか。
ちなみにガイハも、近所のスーパーであだ名で会話されていました。
『納豆の人』と。
この場合、該当するのは2番ですが、別に大量買いしていたわけではありません。
むしろ納豆”しか”買っていませんでした。
雨の日も風の日も、小銭片手に納豆のみ。
ある時は
『お箸もお願いします。』
その結果、いつしか『納豆馬鹿』。
下手をしたら『水戸星人』や『ねばねば男』と呼ばれていたかも知れません!
そんなスーパーも、先日ついに閉店。
今では異動先の店舗で、皆がそれぞれ思い出話として、語り継いでいる事でしょう!
というわけで、新たに財布1つで納豆を買いに行ける”発信源”を募集しています。



早朝のJR。
朝帰りだろう10代のガングロ少女2人組が『ぎゃはははは!』と騒がしい笑い声を立てながら、乗車して来ました。

A『あーガンアツっ!!』

ガンアツ?
第一声から眼球内の房水(ぼうすい)と硝子体(しょうしたい)の静水圧か。
検査の際、何度も何度も反射的に目を閉じ『瞬きしないで下さい』と怒られてしまうあれなのかっ。
ビビりには無理なんだ!

B『お前さー走り過ぎなんだよー!あちぃわけねーだろぎゃはははは!』
A『うっせーよバカじゃねーの!ぎゃははは。』

揃いも揃ってむき出しの歯茎で爆笑するギャルたち。
さらに、汗で崩れきった元造形アートのメイク。
もはやその姿は、パンダを越えた爛(ただ)れた化け物。

A『つーか、つーかさぁー?旅行いきたくね?』
B『行きてぇ行きてぇ!うちらいつもシブヤじゃん?』
A『やっぱドーブツエン系?』

意外に可愛いことを言い出すガン黒A。
やはりそのあたりは10代なのか。
母さんと手を繋いで、オラウータンやタイパンを眺めたあの頃と重ねるなんて、なかなか可愛いところがあるではありませんか。

ところが

B『じゃあウエノだべ。』
A『マジ遠足気分なんですけどー。』

渋谷ー上野間で旅行。
片道30分は立派な遠出なのかっ。
君たちは渋谷箱入り娘だというのかっ!


B『上野動物園とかすごくね?うちらまじサファリじゃね?』
A『ギャハハサすげー!』
動物園=サファリ。
それなら水族館はアマゾンかも知れません。

さらに

B『つーかさぁ、ウエノって他何あったっけ?』
A『あれじゃね?』
B『何?』
A『なんか、どーぞーあんじゃん?』
B『あーおっさん?なんか聞いたことあっけどーー…』

西郷隆盛像だって。
いくらギャルでも、日本人ならそれくらい知ってるはず!
さぁ思い出せ!
大和魂の名に掛けて!

A『そうおっさんおっさん!誰だよあいつ!』
B『しらねーよ!』

瞬間湯沸かし機の様に、怒り始めるB。
ところが…

A『あっ!ひろきだ!』

え?

…ひろき?

A『ひろき!ひろき!そう!ウエノで釣りってんじゃん!』

ひろき…
釣り…

!!

松方弘樹でした。
女子高生から見れば、愛犬を連れた西郷も釣竿をもった松方弘樹。

つまり渋谷のハチ公も釣竿なのかっ。
モヤイも梅宮辰夫なのかっ!
あぁ薩摩の墓で泣いている…。

そうか!
だからガイハも鬼なのか(※1)
彼女たちにしか見えない世界では鬼なんだ!
そうだそう!納得しよう。
納得しなければやっていけないんだ!

結局、散々騒いだ挙句『ハイサイ』と叫びながら下車。
なぜ沖縄なのか、もはやその答えを探す必要性もありませんでした。


やはり、現役ギャルとまともな”対話”が出来るのはU田さんくらい。

『サファリー』
『リアルボイス!』
『はいさい!』
『リバーサイド!』
『ひろきー!』
『MCドナルズー!』
『超ジラレナイシンー!』
『バトラコトキシンー!』

そして、マヨネーズを取り出し
『だっちゃーー!!』

ガイハ仲間外れ!
ひとりしゅんたろう!

近い将来、"れしーと"を解雇されないように、ギャルたちに弟子入りしたいと思います。
あぁダルビッシュ!


※1…詳しくは2008年7月30日『【第3話】鬼になった男』参照。