ギリシャ・アテネで、誘拐容疑で逮捕された男が、収容されていた拘置所からヘリコプターを使って脱走した今日この頃、皆さん自宅収監という名の引きこもり生活楽しまれてますか?
外部に共犯者が居る様で、脱獄を行ったのは2006年に続き2回目であったのだそう。
平成の怪盗ルパンでしょうか。
サーチライトを浴びながら、摩天楼に浮かぶその姿はさぞかし美しいものだったに違いありません。
それにしても、この救出にどれ程の額が掛かったのか気になるところ。
おそらく数千万。
となれば、脱後は借金返済の度に、誘拐事件。
そして、あえなく御用。
再びヘリコプターで…
堂々巡りですね。
”とんずら”は計画的に。
ちなみに高所恐怖症のガイハさん、上空からハシゴを伸ばされても逃げ出す事は出来ません。
何故なら
G『のっ登れません!!』
共『早く急いで!!』
びくびくびく…
G『無っ無理です…』
共『ほら!下は見ないで!早く!!!』
G『はっはい…!』
グラグラグラ…
G『あっあーーーーーー!!』
失神。
というわけで、もし何かあった場合、救出の際は”優しい”手段でお願い致します。ええ。
昨年12月、と或る日の渋谷。
スクランブル交差点で信号待ちをしていると、深夜だというのに山の様な人だかりが出来ていました。
『キャーー!』
『イケメンーーー!!』
少女漫画の様な黄色い声。
どうやらドラマの撮影が行われている様子。
そして
『ミズシマくん可愛いーー!』
シンジか。
あだち充以上に、作品の区別が付かないあの水島新司か!?
髭のおっさんも、アイドル扱いされる日がやってきたというのかっ!?
山田ー!
人を掻き分け、現場を覗くと髪の長い青年。
…
だっ誰!?
『キャーー!』
『キャーー!』
皆が彼の一挙手一投足を注目する中、ハテナが行進するガイハさん。
孤独。
こうして黄色い声援に弾き出され、ひとり街を後にするのでした。
それから数日後。
元旦。
母『コードブルー録画しなきゃっ。』
いつの間か、お笑いだけで無く若者向けのドラマまでチェックするようになったガイハ母。
母『やまぴーが良いのよ。』
G『へぇー。良かったね。』
生返事でさらっと流す息子。
関心無し。
のべ300回以上観ている『相棒』を除いて、まともにのめり込んだドラマは時効警察くらい。
そんなアンチ"1桁チャンネル"のガイハさんが、お台場テレビの番組などわかる筈もありません!
さらに1か月後。
母『今、月9のドラマでね…』
またもフジ。
あなたは女子大生か。
G『…観てるの?』
母『一応ね…でもやっぱり瑛太は医大生って感じじゃないわね。』
持論を展開。
えーたと聞いて直ぐに顔が出て来ない息子がここに居るというのにっ!
何だか敗北した気分。
あぁ悔しい!
この無念を晴らしたい!
そうだっ!
こうなればミズシマだっ !
さすがの母親も、彼の存在まではわからないでしょう!!
若者ぶったって甘いんだ!
母『あーメイちゃんの執事の水嶋ヒロね。』
撃沈。
メイちゃんすらわからず(※1)。
20代の引き出しを持つ母と、全く会話になりませんでした。
つまりガイハはOver51。
もしかしたら、70を越えているのかも知れません!
身体は老人、心も老人!
だから物忘れが多いんだ!!
納得。
というわけで、色々と疲れてきたので、介護という名の身の回りのお世話をお願い出来ませんか?
楽したいので。
ええ。
※1…後にドラマのタイトルだと知りましたが、この時は本物の執事のかたかと勘違いしていました。