13.【3章】沈黙のマルシア。 | ガイハ日記。

ガイハ日記。

ガイハワールドで日常と世間をえぐってます。

電車内で釣りや鳥の餌などに使われる幼虫『ミールワーム』約200匹をばらまいたとして、兵庫県西ノ宮市の会社員が威力業務妨害容疑の現行犯で逮捕された今日この頃、皆さん車内で百足競争楽しまれてますか?
尚、犯人は『驚く女性の姿が見たかった』などと供述してるのだそう。
大犯罪ですね。
もし現場に居合わせてしまったら、女性ではなく誰よりもガイハさんが驚いてしまうでしょう!
『キャーーー!』
悲鳴響き渡る車内で、へなへなと崩れ落ち、言葉も出ないビビリマン。
助けが来た頃には気を失ってしまっているかも知れません!
さらに、これがテントウ虫なら心配停止。
まさに、これこそがバイオテロリズム!!
あぁ恐ろしや恐ろしや…。
というわけで、例えどんなに怨みを持たれても、虫だけは送りつけないで下さい。
むし出来ないので。
はいはい。


am 6:20。
起床。

G『…』
U『…』
G『おはよう…』
U『温泉行ってくるわ…』

…。

am 6:40。

U『ただいま…』
G『…』
U『…』
G『温泉行ってくる…』

…。



am 7:30。

コンコン。
ドアを叩く音。

女『お食事の準備が調いました!』

G『…』
U『…。』



朝食は

・焼き魚
・鯛鍋
・伊勢丹の味噌汁
・卵焼き
・小鉢
・煮物
・漬物
・ご飯




などなど。

G『…』
U『…。』



食事時も、会話は一切無し。
昨日の元気はどこへやら。




そう、低血圧の"れしーと26cm"、疲れの残る朝は死人同然。
お互いに構っていられる余裕などありませんでした。



食事を終えると、

G『美味しかったっー!!』
U『よっしゃーー!今日は陶芸だーー!!』



あっさり元通り。
極端な"振れ幅"もコドナの証。
誰もがこのギャップに萌える…はず。




早々と身支度を済ませ、チェックアウト。




駅に向かって歩み出した時、突然

U『あぁー!忘れたーー!!』

先程までの無言が嘘の様に、腹の底から叫び出すU田さん。

忘れ物か。
もしや真冬の海に、『人としての心』を置き忘れてしまったというのかっ!?

U『今井浜に来てから"挨拶"をしていなかった…!!』

『"ずずっ"と旅行』もパレードの一貫。
地元の人との交流を忘れてはなりません。

しかし、辺りは閑散。
人っ子ひとりおらず。

仕方がないので、唯一"空いていた"ヤマザキデイリーストアへ。
コンビニと言えば、若いアルバイト。
もしかしたら高校生だっているかも知れません。
おそらく、何の問題もなく参加して戴ける事でしょう!

そう意気込んで、店内に入ると、本来お菓子が置いてあるだろう棚に大きなサーフボード。
さらに冷蔵コーナーには、山積みにされた新聞の束。

…。

ふとレジを見ると、80近い老婆が"座って"いました。

U『パレ…』
婆『はぁい?』
U『パレードへよ…』
U『…』

U田さんも敵わず。
どうやら、コンビニの仮面を被ったよろず屋だった様です。




【次回予告】
駅を出て待っていたのは型破りのタクシードライバー!?
猿や猪もが棲息する人里離れた山奥へと連れられ、そこで現れたのは…。