12.【2章】迷走の追憶。 | ガイハ日記。

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ガイハワールドで日常と世間をえぐってます。

ドイツの大手職業紹介所によると、同国でサンタクロース不足に悩まされている今日この頃、皆さん真冬の海辺で赤い帽子被りたいですか?
サンタクロース役には親しみやすさや演技力、犯罪歴がない事が求められ、新たな採用とトレーニングが急務となっているのだそう。
サンタを名乗るのも楽じゃないですね。
とてもとても、スポーツマン並のトレーニングなど耐えられそうにありません。
そして致命的なのは高所恐怖症。
ソリも引けず、煙突にも登れず、ついでに髭だって薄いっ!!
そもそも、犯罪歴がある時点で失格。
なにせ罪な男ですから。
はいはい。


部屋に戻り、思い出話。
『"暴走"旅行』では、恥ずかしの"炙り年賀(※1)"で苦汁を飲まされたガイハさん、今回はリベンジを果たさければなりません!

さっそく、実家の引き出しで発見された"切り札"を提出。
それは本人のピン写真付きの年賀状。
15枚完全限定特注生産。

差出人欄は

FOR DEAR LOVER& TEARS &MEMORIES &YOU
U田(SINCE1999)
xxx Blue &kiss xxx
END...Kreis

そして、文面。

病的精神異常者が…(自主規制)

悍ましい言葉の数々。
そんな前フリの後に

明けましておめでとう!
保育最高!
2000年最高!

U『うぉぉぉーーー!痛てぇーー!!あぁーー!!』

絶叫。
にやり。

さらに攻勢を緩めないガイハさん。
続いての秘密道具は、"れしーと+5(※2)"結成当初の貴重な写真。
フォーマルな私服に"Before"と疑われるだろう冴えない表情に太い眉、真っ二つに分かれた中途半端なロングヘアのふたり…。

G『…!!』
U『…。』

自爆。

G『キモい…。』
U『とんだ勘違い野郎どもだ…。』

G『…。』
U『…。』

あまりの醜さに言葉も出ない"れしーと26cm"。

G『はぁ…。』
U『というか…この当時の彼女は偉いよな。よくこんな奴ら彼氏なんて呼べたよな…俺なら絶対言いたくねぇ!』
G『可愛そうになってきたよね…。』

過去の恋人たちに同情。
そして謝罪。
キモくてすみません!


U『俺も1枚持って来てるんだが…』

そう言って取り出されたのは、4ー5年前のプリクラ。

金髪プリンの目つきの悪い男ふたり…。



G『…っ!!!』
U『やっぱり終わってるな…。』

1年ごとにがらりとテイストが変わる"れしーと26cm"、勘違いの"上書き"を繰り返し、間違った道を勇往邁進。
マッシュだって5年後にはお笑い種(ぐさ)!


G『そういえば、大量に買ったお酒呑んでないよね…。』
U『食い過ぎて無理っ!』
G『お腹痛いよね…。』
U『持って帰ろうぜ…。』

旅行の醍醐味と言えば、夜の宴。
けれど、一杯も呑めず。
無駄酒。

G『…もう寝ようか?』
U『疲れたしな…。』

時刻は22時。
何から何まで"お子様れしーと"。

こうして、無事初日を終えたのでした。




※1…2007年11月28日『【第10話】アカガミ』参照。

※2…9月16日『そしてふたりだけになった』参照。


【きむたく日誌】




じゅうでん…。
おやすみっちゃ!


【次回予告】
順風満帆の『"ずずっ"と旅行』、ここにきてまさかの内部分裂!?
朝食のひと時を迎えても、一言も言葉を交わす事すら無く…。