14.【3章】よしこちゃん。 | ガイハ日記。

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米ネブラスカ州で、店舗学校、教会などに押し入り、物は盗らずに尻の痕などをベッタリと窓に残していく『お尻強盗』が逮捕された今日この頃、 皆さんむき出しで闊歩してますか?
犯人は07年春から、尻にローションやワセリンを塗りたくって窓に押し付け、痕をつけていたのだそう。
『どうだ!見てくれ!』
とばかりに、ばっくりと割れた桃のような痕跡。
余程、形に自信があったのでしょう!
ちなみに、電車の曇りガラスを見ると顔を付けずにはいられなくなるガイハさん、いつか車内でお尻を…
わいせつ罪ですね。
それ以前に、お見せ出来る程の形ではありません。
悪しからず。




伊豆急で蓮台寺駅へ。




『しず草窯』まではタクシー。



タ『あーらいらっしゃい。』
乗車するやいなや、軽快な口調で語りかけるドライバー。

タ『あーら、どこから来たの?東京ね?その出で立ちは都会っ子だものね。下田にお泊まり?あら?昨日今井浜に?そう。じゃあもうお帰りなのね?伊豆はどうだったかしら?』

息つく間もなく、独演会の如くまくし立てるおばちゃん。

G『はぁ…まぁ…。』

怯みおののきながら、たどたどしい返事で応えるガイハさん。

U『うぉぉーー!地元の小学生!!』

端(はな)から会話に付き合う気もないU田さん。

さらに、
U『パレードへようこそーーー!』

集団登校の児童たちに、ご"挨拶"。
傍から見ればタクシーから身を乗り出す唯の不審者も、子どもにとっては愉快な人。
楽しそうに手を振り返す小学生。
さすが元幼稚園教諭、硝子一枚隔てた"同じ目線"のコミュニケーション。

タ『ここの学校はねぇ、あの大沢っていう山の上から1時間以上かけて歩いて通ってる子もいるのよぉ。だからね、身体も鍛えられるはずよね、運動会では必ず一等賞だもの。』

会話の節々に滲む悔しさ。
負けたのかっ。
若かりし頃に追い抜かれたのかっ。
聞いてみたいが、話が長くなりそう!

山道に入るタクシー。
崖に挟まれた一本道。
看板には

『イノシシ注意!』
『落石注意!』
『脇見運転、転落の元!』



あわあわ…。
高所恐怖症発病。
無言。

タ『あら?大丈夫?酔ってない?このあたり猿も出るのよぇ。』

さらに無言。
10分程、山を登り無事到着。
携帯も圏外。

タ『帰りもタクシー?タクシーよね?歩くのは大変よ。というわけで、私の名刺。帰りもよろしくねっ。』

強制指名。
元スナックですか。


程なくして、小屋から奥さんらしき女性が登場。
奥『あらっヨシコちゃん!』

!?

タ『あーら元気ー?久しぶりね!』
奥『元気よーふふふふ。そちらは?うふふふ。』



ヨ『あたしは相変わらず!今日は若い子2人連れて来たのよぉ。』
奥『まぁーひゃはははは。楽しみねぇうふふふふ。』

食われる…。
うさぎのように、怯え黙り込む"れしーと26cm"。
中年パワーに圧倒。
もはや井戸端戦争。
ヘルプミー!



奥『さぁ中に入るわよ!ヨシコちゃん?娘の同級生のお母さんよーうふふふふ。』



ものすごい所に足を踏み入れてしまった予感。
はたして、無事に帰る事は出来るのでしょうか。




【次回予告】
人生初の陶芸で、自らの顔に泥を塗るガイハに、永久に"回り続ける"ドン・ワールド!?
さらに奥さんの暴走も止まらず…。