4.【序章】無礼男(ブレーメン)の音楽隊。 | ガイハ日記。

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京都山科地域商業ビジョン推進委員会が作った山科茄子のイメージキャラクター『もてなす君』が人気を呼び、盗難被害が続出している今日この頃、皆さん"なすすべなし"ですか?
高さ35cm、直径23cmの紫色のビニールにぱっちりした目と口が描かれ、商店街のあちこちにぶら下げていたのだそう。
またも誕生したゆるキャラ。
京都という事は、いずれお隣りの"王子"せんとくんと相見(まみ)える日も近いかも知れませんね。
まぁ頑張って下さい。
素っ気ないですか?
冷た過ぎますか?
何故かって、ガイハさんの心はもはや『きむたく』模様。
平城祭なんてどうでもよくなりました。
まぁ、また気が向いたらいつか…ええ。
気が向いたら勝手に"コラボレート"したいと思います。はい。


G『さて、そろそろ始めようかっ。』

バッグから徐(おもろ)に、リコーダーを取り出すガイハさん。
秘密道具③。
そう、お祭といえば笛。
今まで"都会の事情"で封印していましたが、旅行となれば話は別。
開放感溢れる田園風景をバックに、エアでない生ライブを楽しもうじゃありませんか!

この周到な用意に、U田さんもさぞ驚きを隠せ…

U『フハハハ、さすがだな!もちろん、俺も持って来てるぜ!さっそく、伊豆急ジャックだっ!!』



お互いに、事前打ち合わせ無しで笛持参。
阿吽のパレード。



G&U『ぴーひょろろ~ぴ~!!』

押さえ方を忘れてたしまった為に、響き渡るのは不協和音のセッション。
音色の環境破壊でした。


そして、車内の窓を開け、地元の高校生たちにご"挨拶"。

『伊豆最高!!』
『カワコー(川奈にある高校)最高!!』

知らないふりをしながらも、きむたくの姿に笑いを堪えきれない書生君。
ついには、声援返し。
U田さんが手を振りかざせば、同じ様に応える男子。
まさに魂のライブ。

U『お前ら最高だーー!!伊豆愛してるー!!』

こうして、純朴な青年たちはドン・ワールド色に染め上げられました。




そうこうしている内に、伊豆高原駅到着。
目指す駅所は、城ヶ崎海岸の『はしたて』。



いざ行かん冒険の地へ!!

むろん、ファニーマインドはフルアクセル、笛を鳴らし空き地や線路で寛ぎながら、脱線に脱線を重ねる"れしーと26cm"。
制御不能のコドナふたりの旅行は、さながら引率者のいない園児の遠足。



その結果…




G『此処…どこーーー!?』

住宅街を抜け、気付けばら森の中。




たまにやって来る車は、お構いなしに猛スピード。

G『ひぃぃ!轢かれる!!』
U『うぉぉっ!落ちる!!』


どうやら、伊豆に拒まれてしまった様です。



仕方なく、来た道を戻り暫く歩くと案内図発見。




再び、海岸を目指すのでした。






■きむたく日誌■




ひさしぶりにあそんだからつかれたっちゃ。
おやすみまよ。
Zzz…。



うそっちゃよっ♪
あぁ…
おいてかないで!!


【次回予告】
道なき山道を下った先に待っていたのは広大な海。
『聖母(マドンナ)たちのララバイ』のBGMと共に、"遺体"が発見され…。