ひとりカラオケをする人の為に、フルコーラスカラオケを配信する携帯サイト『ヒトカラ』が開設された今日この頃、皆さん自宅でエアライブ楽しんでますか?
早送りや巻き戻し、歌い直しやキーコントロール、ガイドメロディなど、カラオケの基本的な機能が装備されているそうです。
ついに気軽にひとりカラオケを楽しめる時代がやって来ましたね。
しかし、歌ったり踊ったり、跳んだり離れたり爆発するガイハさんですが、エアライブだけは自宅で出来ません。
なぜなら、マイクがないから。
携帯を机に置いて、ちまちま歌っていてもそれはスナックレベル、やはり目指す場所はドームでないと!
というわけで、今日もひとり、カラオケ館で"ワンマンライブ"。
チケ代は4000円からでお願いします。
髪が伸びて悲惨な事になっていたので、お馴染みのサロンへ。
イメチェンの旨を伝え、始めはシャンプー。
さっそく、アシスタントのかたが話し掛けてきました。
ア『今日はどこかの帰りですかー?』
G『ええ、まぁ…。』
何を隠そうシャンプー中の会話が苦手なガイハさん。
眠るような心地良さに浸っていたい!
ところが、そんな淡い願望虚しく
ア『好きなブランドとかありますー?』
G『色々と…』
ア『色々?』
G『TsumoriとかNe-netとか、まぁフェミニンな感じの…』
ア『僕はサーフ系のカジュアルブランドが好きだなぁ。』
聞いてもいないのに、勝手に答えるアシスタント。
しかも、全く好みが違う!!
ア『じゃあスポーツは全然やらないんですか?』
あぁやはり、休ませて貰えそうにありません。
しかたない、ここはお付き合いしましょうか。
G『しないですねぇ…何かしてるんですか?』
ア『しなそうですよねーそう思ってましたよ。僕はフットサルとサーフィンですねー。休みはインドアですか?』
だったら始めから聞かないでっ!
G『買い物とか散歩とか出かけるのは好きなんですよ。この前も美術館に行きましたよ。』
ア『あー美術館?僕は苦手だなぁ。退屈で。専門の時、ルーブルも5分で出て来ちゃったくらいだし。』
退屈…。
G『…。あっじゃあ旅行はどうですか?サーフィン好きなら遠くに…』
ア『行かないですねー。面倒で。海も千葉ばっかり。』
…
G『…。それならお酒は?実は明日親友と代官山に呑みに…』
ア『飲めないんですよねー。』
G『…。』
ア『…。』
G&ア『(ほぼ同時に)ところで…』
G『すみません…どうぞお先に…』
ア『いやいや、どうぞ…。』
G『…』
ア『…。』
お見合いか。
破談。
こうして、気まずい時間は流れていきました。
そしてカット&カラー。
雑誌の投稿コーナーに、目を通していると
『あなたが勝手にイニシャルで呼んでいるもの』というテーマを発見。
その中に、なんと『イニシャルG』と書いている女性がいました。
まさにガイハさん!
ファンなのかっ。
Gと名の付く同士なのかっ。
しかも、雑誌で公表なんて余程の事。
感動。
あぁついにガイハもブレーク…
ところが
『名前も呼ぶのも気持ち悪いからぁ~友達とぉ~話す時はぁ~Gって呼んでるんですぅ~。』
きっ気持悪っ!?
キモ…
まさか…
『よく出るんですよぉ~あの黒光り!』
ゴキブリでした。
ガイハのGはコックローチのG!
カサカサカサ…。
ひとりうなだれながら、ふとシャンプー台を覗くと、先程のアシスタントが女性客と談笑。
ア『旅行って楽しいっすよねー!』
!!
そうさ僕はいつだってアウェーなロンリネス。
というわけでボブになりました。