携帯電話の音声出力と接続可能なステレオスピーカーとマイク、自転式ミラーボール、3色のイルミネーションをセットした即席カラオケキット。
先日、自宅でひとりカラオケは邪道だと書きましたが、ここまでお膳立てを用意されれば歌いたくなるのが人情というもの。
ミラーボール輝く中、ボリューム最大で『おはパンク』を熱唱。
恐怖と絶望で鳴き叫ぶ猫たち。
そしてチャイムの嵐。
『うるさい!下手くそ!!いい加減にしろっ!!』
ひとりカラオケも大変ですね。
やはりおとなしく、エアライブを楽しもうと思います。
無言で。
8月某日、U田さんから1通のメール。
エアライブの"れしーと"活動から約3週間、そろそろ召集の頃合いでしょうか。
前回は、リアルボイスパレードに翻弄(※1)されましたが、今回は普段通り食事やお酒を楽しめるはず!
気付けば9月まであと僅か。
そう、もう宴の季節は終わってしまったのだから!
ところが…
親愛なるガイハ・オルデローズ。
何時からパレードへ繰り出せそうかな?
こちらのロマンティックは準備okさ。
縦笛で肩叩きをした
ドン・ワールドより。
…
まだまだ続いていました。
しかも、さらに"肥大化"してる様子。
縦笛で肩たたき…。
親孝行か。
その"いかがわしい"笛で、おじいちゃんの肩を叩くと言うのかっ!?
再び、もう1通。
親愛なる
ガイハオルデローズへ。
血染めの肩叩き。
声援ありがとう!!
老人ホームへの
パレードも近いな。
縦笛が時に
カブト虫の住処になってる
ドン・ワールドより。
老人ホームでパレード…。
"れしーと26cm"、お年寄り集う施設でエアライブ。
強すぎる衝撃に気を失うおじいちゃん・おばあちゃん・山田さん…
トドメは出血を伴う程の肩たたき。
惨劇。
完全な虐待じゃありませんか!?
そして、そんな"凶器"に群がるカブトムシ。
血に染まって尚もスウィートなのかっ!?
あまりのショックで、携帯をにぎりしめたまま呆然とするオルデ…ガイハさん。
さらに、追い撃ちをかけるように
『アウターゾーン(※2)』
From ドン・ワールド
何故っ!?
次のドン・ワールドは案内人『ミザリー』なのかっ。
その縦笛で奇妙な世界に導かれてしまうというのかっ!?
わからない…わからないがこれが真実!
またも嵐の予感。
『美味いモツ鍋のお店があるからそこにしよう!』
今回は、お任せ。
こうして、9月2日に"れしーと"として初の、代官山活動が決まったのでした。
※1…詳しくは8月17日『ドン・ワールドとオルデローズ』参照。
※2…1991年14号ー94年15号にかけて週間少年ジャンプで連載された、現実と隣り合わせにあるアウターゾーンと呼ばれる不思議な世界に巻き込まれる人々の姿を描いた漫画。
"れしーと26cm"世代は好き…なはず。
【次回予告】
恐れていた通り、集合1時間前からパレードの笛は鳴り響き、ドン・ワールドの世界に圧倒されてしまう。
一方、ガイハさんも境地から脱すべく秘策を用意しており…。